物価高・人件費高騰・金利上昇・人手不足・中国からの観光客減少などが原因で、経営状況の悪化している中小零細企業が増えています。

経営再建は早めの対応が重要です!
特にコロナ禍による業績悪化から立ち直り切れていない中小零細企業では、綱渡りの状況が続いています。
そのような状況ですので、私も経営再建の相談を受けることがよくあります。企業毎に事情は異なりますが、再建の進め方や注意点にはある程度共通点があります。
まず、最初にすべきことは現状分析です。よく使われる手法として、SWOT分析があります。「強み・弱み・機会・脅威」という切り口で、経営状況を整理していきます。
あわせて財務分析も行います。確定申告書3期分と直近の試算表などを分析し、財務状況を確認します。
経営再建で最も注意すべきは、手元資金の確保となります。手元資金がなくなれば、仕入や給与などの支払ができなくなりますので、事業を継続することができません。したがって、手元資金を確保するため、コスト削減、取引先への支払い猶予、追加融資、借入金の返済猶予など、即効性のある方法を検討します。
さらに、経営再建には収益アップが必要ですので、営業戦略・価格の見直し・仕事の選別などの取り組みもあわせて検討します。
経営再建で頭を悩ませるのが人の問題です。以前、ある製造業の社長から相談されたのですが、「経営状況の急激な悪化に対して、一部の社員が経営に対して批判的な発言ばかりして、経営再建に協力しない」というものがありました。人の問題は何が正解か、難しいところはありますが、協力的な社員を集めてチームを作り、小さなことでもいいので、一つ一つ成果を出していくことが重要です。再建が進むと、批判的な社員は居場所がなくなるため、次第に協力するようになるからです。
いずれにせよ、経営再建には、致命傷になってからでは打ち手が限られますので、早め早めに適切な対応をとっていくことが大切です。
経営相談室 スタッフコンサルタント 泉が担当しました。
▼泉 仁史(いずみ ひとし)へのご相談(面談)
(2026年8月19日公開)
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