第292回 コロナ禍の環境に合わせた事業展開。成功した事例。|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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コロナ禍の環境に合わせた事業展開。成功した事例。

  • コロナ禍でも売上増
  • 新たな取り組み
  • ピンチをチャンスに

コロナ禍でも売上増

みなさん、こんにちは。
運動不足解消のために、往復34kmの通勤を電車から自転車に変更した谷口です。
始めてから1週間が経過しましたが、体重は1mgも減っていません。
涙を飲んでがんばります。

コロナウイルスに打ち勝ちましょう!

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さて緊急事態宣言も解除され、景気の回復が期待される中、売上が元の水準に戻るには、まだ時間がかかるという方も多いと思います。

しかしコロナ禍において、逆に売上や株価を伸ばしている会社があります。
スーパー、スタートアップ(医療系)、持ち帰りをメインとしたファーストフード店などです。

また自宅で過ごす時間が増えたため、パスタやホットケーキミックスなどの食料品、ゲーム、家庭用フィットネス機器、仕事用のデスク回り用品などが売れています

新たな取り組み

自社で上記のような商品を扱っていればいいですが、残念ながら多くの企業はそうではないと思います。
しかし、コロナ禍の環境に合わせて事業展開を軌道修正することで、時流の変化に対応している企業があります。

例えば
①学習塾がオンライン授業を始める
生徒の親は子供の送り迎えをしなくていい、塾は教室を設けていない地域でも進出できる、など双方にメリットがあります。

②飲食店がデリバリーサービスを行う
自店でデリバリーの体制を整えたり、宅配ポータルサイトを活用する方法があります。
私が住んでいる茨木市では中小飲食店が協力して配達事業を開始しました。

③ネット販売を始める
自社ECサイトの立ち上げやオンラインショッピングモールへ出店する方法があります。
ライブコマースといって、店舗スタッフ・タレント・インフルエンサーがライブ動画を配信し、チャット機能を通じて視聴者と売り手が直接やりとりする販売スタイルも急拡大しています。

これらの取り組みによって売上の減少を補い、中には従来より売上を伸ばしている企業もあります。
利用者にとっても利便性が高いため、新型コロナの影響が収束しても継続して行われるでしょう。

ピンチをチャンスに

上記のように、起こってしまったことに対して悲観するのではなく、今ある環境下で何ができるか検討することが重要です。

不測の事態が起こっても、それをチャンスに変えるのが経営者の役割であると思います。
そのためにはコロナの影響による消費者マインドやライフスタイルの変化を読み取り、いち早く対応することが重要です。

また新しい取り組みを行うにも、まず何から手を付ければいいのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
そのような場合は、遠慮なく経営相談室にご相談ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 谷口 が担当しました。

▼谷口 睦(タニグチ ムツミ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 谷口 睦(タニグチ ムツミ)のプロフィール

(2020年7月8日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)