中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)
5月14日(日)のNHK番組「サタデースポーツ」で日本シンクロスイミング 代表コーチ 井村雅代さんと女子レスリング 伊調馨さんの対談がありました。
井村さんと言えば、選手を叱り倒すシーンが印象的ですが、番組では、叱った後に具体的な改善方法を示す。それが少しでもできれば、褒める。とおっしゃっていました。
選手を育成するためには厳しい指導だけではなく、具体的な方法論を示す、モチベーションを上げるために褒める、この大切さを改めて感じました。
しかし、オリンピックでメダルを獲得することは並大抵のことではありません。厳しい練習に耐え、世界で互角に戦えるまでの技術、メンタルを身につけねばなりません。
それはそれは長い道のりでしょう。心が折れることも一度や二度ではない。それでも一歩一歩目標に近づく努力をしなければならない。
その継続を支える秘訣は?井村さんは「小さくてもいいから成功体験を積ませること」だとおっしゃいました。一気に目標レベルに達することはできない。
小さくても達成感を味わうことは大切です。そのために、管理者は、目標を具体的且つ頑張ったら手の届く範囲に設定する必要があります。
目標管理制度(MBO)にSMARTというキーワードがあります。目標設定は、具体的:SPECIFIC、測定可能:MEASURABLE、達成可能:ATTAINABLE、成果重視:RESULT-BASED、期限設定:TIME-ORIENTEDを重視して行います。SMARTはこれら要素の頭文字をとったものです。
スポーツも経営も、ここのところは変わりませんね。
経営相談室 スタッフコンサルタント 森 啓 が担当しました。
(2017年5月24日公開)
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