みなさん、こんにちは。
大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。
前回は、福利厚生の違いや代表的な法定外福利厚生についてお伝えさせて頂きました。
制度の名称も重要です
Google社のように3食無料でホテルのようなビュッフェが食べられるのも素晴らしいですが、今回は、中小企業でも取り組めるユニークな事例をご紹介させて頂きます。
まず初めに、生産性を向上させる取り組みです。
就業時間になると強制的に電気が消えたり、パソコンがシャットダウンしたりと、
生産性を高めて長時間労働を抑制する企業もあります。
ちょっとしたことでいうと、シエスタ制度です。
シエスタとは、スペインの習慣の一つで長いお昼休憩のことです。
昼休憩とは別に、休憩や昼寝を許可する制度で、生産性向上にも良いとされています。
次にコミュニケーションを促進する取り組みです。
役員ランチ制度は、社員は誰でも月に1回、役員を直々に指名してランチを設定できます。直接意見交換ができるので、役員との距離が近くなります。
他にも、飲み会補助や社内部活動などもあります。
フリーアドレス制や、役職名で呼ばずに「〇〇さん」と名字で呼び合う制度や、ユニークな取り組みとしては、遅刻罰ゲーム制度などもあります。遅刻したら罰としてチーム全員の良いところを言うそうです。
更に、モチベーション向上させる取り組みとしては、リフレッシュ休暇 失恋休暇制度 親孝行休暇 二日酔い休暇制度に加えて、酔っぱらってメガネを紛失したら1万円プレゼントというメガネ保証制度などもあります。
失恋休暇制度は、年齢があがるにつれて、休暇日数も増えるようです。
他にも、「10%ルール」という、業務時間の10%であれば、どんなことでも自分の好きな研究に時間を費やすことができるという制度です。モチベーション向上に加えて、収益のタネを育てることにもつながります。
珍しい制度では、「出戻り手形制度」などもあります。
「出戻り手形」は退職後2年以内の再入社であれば、退職前の役職・ポジションで復職が可能だそうです。
このようにみてくると、インパクトのある制度の名称も重要です。
どのような取り組みをするかによって、会社が大事にしていることや社風を感じることができるため、採用の訴求力も高まるかもしれません。
経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島 が担当しました。
岡島 卓也(おかじま たくや)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
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(2022年9月7日公開)
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