最近、様々な分野で、権限のある地位についている人たちによるパワハラ的言動が、よくニュースになっています。程度の違いはあるとは思いますが、パワハラ問題は、私たちの職場やプライベートな集まりでも見られる、極めて身近な問題だと感じます。
今や、年功序列による上下関係や地位を使い、不当に相手の不安感や恐怖心をあおって人を動かすという、一昔前にはそれほど大きな問題にならなかったことが、社会的に許されなくなってきています。
昨今のパワハラ問題は、権限のある地位についている人たちが、こうした価値観から脱却できていないことが、大きな原因になっているように感じます。
こうしたパワハラ問題に対して、経営者はどのように考えるべきなのでしょうか?
世の中は急激に変化し、複雑さが増大しています。つまり、優秀なリーダーがひとりで何もかも正解を出せるような時代ではなくなってきています。
これからのリーダーは、変化の激しい世の中に適応するために、自分ひとりで出した答えを地位に伴う権限を使って強制的に実行するのではなく、多くの人たちと知恵を出し合い、協力しながらより良い方向をめざす、つまり社員の自主性や多様性を活かした経営を行うことが求められています。
みなさんの経営姿勢はいかがでしょうか?
経営相談室 スタッフコンサルタント 泉 仁史 が担当しました。
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(2018年9月19日公開)
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