昨今、少子高齢化を背景として人口が減少傾向にあることに加え、生産年齢人口が減少していることにより、人手不足が深刻です。熟練者の退職に伴って即戦力になる人材を採用したいという声をよく聞きます。
今後更なる人口減少が続き、人手不足がますます深刻になることが見込まれる中、人材を採用する仕組みづくりが大切です。
企業にとっても働く人にとっても良い結果を得ようと思えば、場当たり的な採用よりも計画的な採用が大切なことが分かります。
人材採用は、人材を採用できる仕組みを作り上げていく活動です。人材を採用できる仕組みを実現するためには、まず、企業のビジョンや将来像、経営戦略といった中長期的な計画が必要になります。もし、経営計画がなければ先にそちらの作成を進めます。
次に、経営計画に基づいて、数年先に実現したい組織体制に求められる人物像の設定を行います。例えば、通勤エリア、年齢、性別、経験といった履歴書から分かるような項目をはじめ、性格や行動特性といった要素です。
このほか、自社の労働環境の魅力的な特徴を明らかにします。その際、現在働いている従業員へのヒアリングを行い事実から特徴を明らかにしていきます。
以上のような取組みを通じて採用できる仕組みを作りあげたら、求人票にその内容を反映していきます。その際重要になるのは、求職者に最初に目につくところの改善です。いうなれば求人票の検索エンジン対策です。
どのように改善すればよいのか迷われるようでしたら、当館の専門家とご面談いただければと思います。
経営相談室 スタッフコンサルタント 服部 が担当しました。
▼服部 繁一( ハットリ シゲカズ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
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(2019年9月18日公開)
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