第130回 継続性のある収益モデルとは|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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継続性のある収益モデルとは

  • 収益モデルの3つの課題
  • ポイントはリピートしてもらえる仕掛け作り
  • 資源はシナジーのある活用を

収益モデルの3つの課題

みなさん、こんにちは。大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。

新規事業や起業するときのご相談で、
計画はよかったのに、実際は想定より儲からないということがあります。

思ったより儲からないことはないですか?

それは

  • 常に新規顧客を開拓し続けなくてはいけない
  • サービスメニューが単発
  • サービスごとの相乗効果がない

特に新規顧客を獲得し続けなくてはならないという収益モデルは
営業コストも多くかかるため、収益性が悪化する大きな要因となります。

ポイントはリピートしてもらえる仕掛け作り

常に新規を獲得しなくてはいけないというのは
一度買っていただいた後のリピート顧客が少ないということです。

そのため、再購入につながる関連商品の開発や
リピートしたくなる、親近感ある接客でファン化するなど、
顧客との接点を持ち続ける仕掛けが重要です。

その際、入り口となる商品・サービスについては
できる限り、購買の阻害要因を下げることをお勧めしています。
接点を持った顧客と関係を構築し、
中長期的な視点で、収益を確保することを検討ください。

資源はシナジーのある活用を

収益モデルを検討するときは、
今、どんな資源があるかを洗い出し、何かに活用できないかを考えます。

設備やノウハウ、人材などを、シナジーある分野に最適配分すること
重要な戦略になります。

例えば、飲食店がコーヒー講座や料理教室で周知活動を行い
ランチやディナーへ誘導して、さらに物販につなげる、
といったシナリオは、よくできたマーケティング活動だと思います。

単にコストを削減するだけではない収益モデルの構築について
一緒に考えさせていただきますので
気軽にご相談ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島が担当しました。

▼岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィール

(2017年4月5日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

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