第145回 創業融資を成功させる3つのポイント|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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創業融資を成功させる3つのポイント

  • スムーズな融資につながる3つのポイント
  • 融資を左右する自己資金とは
  • 堅いのは前職からの受注

スムーズな融資につながる3つのポイント

みなさん、こんにちは。大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。

今日は創業融資について考えたいと思います。

創業融資を成功させるには準備が重要です

サンソウカンでは、年に2回
融資が必要な人のための事業計画作成講座」を開催しています。

大阪信用保証協会や日本政策金融公庫と連携した講座内容のため、
融資を目的とした決意の堅い方が集まることが特徴です。

講座を通し、多くの方の支援を行ってきましたが、
スムーズに融資に至る方には、3つのポイントがあります。

自己資金が一定額あり、お金の流れが明快
販路が見えている
事業計画書が整っている

融資を左右する自己資金とは

自己資金が一定額あり、お金の流れが明快」とは
通帳の中で給料が入金されて、必要経費の支出後も残額があり、
資金が純増していく様子が半年以上前から見て取れることです。

融資を左右する上での自己資金とは、コツコツ貯めてきた貯蓄を指します。
どこかから借りてきた金額でいきなり残高が増えても、
自己資金とみなされないケースがあるのでご注意ください。

さらに、公共料金や税金などの支払い状況も審査の対象となります。
滞納などに注意するだけでなく、
口座引き落としにすることで支払い状況を客観的に示し、
お金にキッチリしている人」という印象を与えることが重要です。

なお、一般的には、自己資金の2倍から3倍が
妥当な融資額といわれています。

 

堅いのは前職からの受注

販路が見えている」とは、いかに堅い販売先を確保できているかです。

前職の人脈から、売上額を試算するのも大事ですが、
実際には、見込み通りの取引につながらないことも多いように感じます。

それに対して、前職の社長が独立を応援してくれており、
受注内容を具体的に示すことができる場合は
高い確率で売上が見込めます。

いかに、前職の社長やキーマンと良好な関係を築いており、
円満退社をできているかが重要になります。

最後は、やはり、堅実な事業計画書が決め手となります。

事業計画書は、起業後も大きな指針となるため、
しっかり練る必要があります。
講座以外でも日々ご相談をお受けしておりますので、
お気軽にお声がけください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島 が担当しました。

▼岡島 卓也( オカジマ タクヤ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也( オカジマ タクヤ )のプロフィール

(2017年7月26日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

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