第397回 負けてもただでは起きない。|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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負けてもただでは起きない。

  • 暑い夏の中、頑張る人たち
  • 勝つ者がいれば、負ける者もいる
  • 失敗を恐れずにチャレンジしよう

暑い夏の中、頑張る人たち

この原稿を8月8日に書いています。本当に暑いですね。連日、日中は35℃を超す猛暑が続いています。

負けても下を向く必要はありません。

負けても下を向く必要はありません。

しかし、夏はスポーツも盛んにおこなわれています。野球やサッカーなど、容赦なく太陽がグラウンドを照り付ける中、選手たちは、今まで苦しいことも多かった練習で培った力、技術を100%試合で出し切ろうと全力でプレーしています。

選手たちだけではありません。応援するファンの方たち、特に、学生スポーツの場合は子どもたちを応援する親御様たちが必死で応援する姿は本当にすごいと思います。

勝つ者がいれば、負ける者もいる

このように、観ているものにも感動を与えるスポーツですが、勝者と敗者を分ける、という厳しい現実があります。

この、「勝つ」と「負ける」という事実に対して、大きく二通りの考え方があると思います。よく、「勝負は時の運」といいますが、それだけではないと思うのです。

まず、「勝った」ことの背景には、勝つための準備をやりつくしたという事実があるのではないでしょうか。
そして、自分たちの今の力を客観的に理解する。自分自身の経験を通じて、加えて、指導者たちのアドバイスを通じて、理解を深めていく。そのようなプロセスを経験することで、自分の強みは何か?それをどのように生かすか?といった問いに対する答えが出るのだと思います。

逆に、負けた時は、強みを出し切れたのか?出せなかったのだとすれば、その原因は何だったのか?悔しさを乗り越えて、冷静に敗北を振り返ることが必要です。

原因が解れば、それを解決する方法を考え実行することが大切です。また、実行することには、以前の練習よりも苦しいことが多いでしょうが、それでも諦めずに、練習を続ける、改善を重ねることが重要なのだと思います。
そのことが、自分の成長につながるのでしょう。

失敗を恐れずにチャレンジしよう

ビジネスの場合も同様のことが言えると思います。どのような企業でも連戦連勝はあり得ない、失敗するプロジェクトなどもあるはずです。

しかし、スポーツと大きく異なる点が一つあります。それは、失敗できる範囲を売上、市場シェア、利益等の客観的数値で明確にすることです。この範囲を決めておかなければ、実損の歯止めが利かずに、企業経営全体を弱体化させることにつながります。

「失敗しても、ノウハウが残ったからよいではないか。」という理論は企業経営の場合、通用しません。

しかし、失敗を恐れて、新しいプロジェクトに挑戦しないことも企業の弱体化につながります。事業にも寿命があります。永遠に売上、利益が伸び続ける事業はありません。利益が上がっていれば、当然ライバルもその市場を狙ってきます。企業だけではなく、現在販売している製品、サービスにとって代わる新製品・サービスも市場に出てきます。

そのような事情を踏まえて、リスク分析と同時に新事業チャレンジ、新製品・サービス開発、そして、新規客開拓にも継続的にチャレンジすることが肝要になります。

経営相談室 スタッフコンサルタント 森 が担当しました。

森 啓(もり さとる)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 森 啓(もり さとる)のプロフィール

(2022年8月24日公開)

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