みなさん、こんにちは。経営相談室の大西です。
劇場版「鬼滅の刃」が史上最速で100億円を突破し今年の大ヒット映画になっているようです。たくさんのグッズなどが販売され、関連消費にも派生し、明るい話題となっていますね。奈良県の柳生地区にまで出かけて「一刀石」と言われる岩の前で写真撮影するなど、観光にも良い影響を与えているようです。ハロウィンでは芸能人による完成度の高いコスプレが話題でしたね。
ファンづくりに取り組んでみませんか?
ただ、個人的には自粛生活で家にいる時間が増えたものの、まだ作品を見てないので、完全に乗り遅れています。
SNSやインターネットの普及により個人が情報を発信する社会において、熱狂的なファンは、自ら情報を発信してくれるありがたい存在です。特に、SNSの世界では趣味趣向が似ている方がつながっていることが多く、情報の拡散性も高いので、マーケティングでは注目されています。
売上の80%は20%の顧客で構成されると言われますので、広告効果だけでなく、経営の安定化を図るためにもファンは大事な存在ですね。
長期的な経営の安定化のために、ファンを増やすためにはどうやったらいいか、悩む経営者の方も多くいらっしゃいます。その大半が、自社商品は品質もよく、価格も値ごろ感があるのに、ファンが増えないと悩まれています。
いろんなアプローチの方法はありますが、以下のポイントも参考にしてください。
(1)自社が大切にしている価値観を点検する
自社がどのような価値を提供しているのか、お客さんがどんなことで喜んでくれているのかなど、再度点検してみましょう。
(2)お客さんに興味をもつ
お客さんの顔を思い浮かべながらファンになってくれる顧客を探し、そのお客さんがどのようなことに関心をもっているのかを考えてみましょう。
(3)お客さんに伝える方法を点検する
お客様をよく理解し、コンタクト・ポイントを確認しましょう。
ファンとのコンタクト・ポイントは、リアル店舗であれば、接客をする従業員の会話、店頭POPメッセージなどです。名札に自己PRなどを書いて、うまくコミュニケーションのきっかけに使ってください。
また、SNSを使う場合は、ファンがどのチャネルを使っているか理解した上で、自社の価値観に沿った情報を伝えていきます。最近ではファンになってくれるお客さんが同じチャネルに集中しているとは限らないので、複数のコンタクト・ポイントがあると良いと言われています。
コンタクト・ポイントを使い、自社の価値観を深く理解してもらうための情報発信を心掛け、ファンとのコミュニティ作りをめざしていきましょう。
経営相談室では、マーケティング支援について、スタッフコンサルタントや専門家への相談が可能ですので、自社のファンづくりを一緒に考えてみませんか?
皆さんのファンづくりを応援しています。
経営相談室 スタッフコンサルタント 大西 が担当しました。
大西 森(おおにし しげる)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 大西 森(おおにし しげる)のプロフィール
(2020年11月18日公開)
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