人材不足解消の支援

• 人材採用の苦労
• 人材不足解消の2つの提案
• 採用戦略アドバイザーのサポート

人材採用の苦労

みなさん、こんにちは。大阪産業創造館　経営相談室の岡島です。
早いもので、経営相談室に来て、10年を超えました。

採用だけでなく定着も大事です。

創業時のご相談を数多く受けてきましたが、その中には何人もの従業員を抱えるまでに成長した企業の代表となっている方も増えてきました。

先日、数年前の創業時にサポートさせていただいた方から久しぶりに相談の連絡がありました。

当初は、個人事業主から始めて、今では法人成りしており、創業以来、黒字経営を続けているとのことでした。
これまでは、人脈の中から従業員を増やしてきたものの、更なる成長に向けて、人脈外の人材採用にも取り組まれてきましたが採用には至らず、ご相談に来られました。

人材不足解消の2つの提案

そこで、2つの提案をしました。

1つ目は、企業買収です。
十分な内部留保があったことで選択肢が広がりました。
公的相談窓口である、｢大阪府事業承継･引継ぎ支援センター｣や民間のマッチングサイトへの登録、
更に、取引金融機関へご相談することをお勧めしました。

そして2つ目は、大阪産業局の人材戦略支援を案内しました。こちらでは、人材に関わるさまざまな事業を行っています。

採用戦略アドバイザーのサポート

まずは大阪産業局の「中小企業のための人材採用コンシェルジュ」を利用してもらいました。
この事業は採用戦略アドバイザーという経験豊富な専門家が課題をヒアリングして、人材ニーズの整理や採用手段のアドバイスを行います。
公的機関から民間企業まで多種多様なチャネルの中から、相談企業にとって最適な採用方法を案内してくれます（無料）。

今回のご相談では社長が多忙なことと、黒字経営による内部留保が厚かったこともあり、有料職業紹介の提案があり、それで進めることになりました。

相談者は「これまで多数ある人材紹介会社の中から、どのように選べばいいかも判らず利用を避けてきた」とのことでしたが、採用戦略アドバイザーから求める人材に強みを持つ人材紹介会社を複数案内いただき、即戦力となる人材を2名も採用できました。

また、折角採用した人材が定着しなければ意味が無いため、経営相談室の専門家派遣を利用して、就業環境の見直しから人事評価制度の構築による評価の見える化も平行して進めておられます。

今回は有料職業紹介の提案でしたが、採用ニーズによっては、若者人材、中核人材、副業・兼業人材や、外国人材などの幅広い選択肢の中から最適な採用方法を無料で提案してくれますので、人材不足でお困りの方はぜひともご活用ください。

経営相談室　スタッフコンサルタント　岡島が担当しました。

岡島　卓也（おかじま　たくや）のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島　卓也（おかじま　たくや）のプロフィール

（2023年6月28日公開）