第279回 アンケート調査のやり方。産創館にも調査サービスがあります。|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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アンケート調査のやり方。産創館にも調査サービスがあります。

  • アンケート調査とは
  • アンケート調査の手順
  • 産創館のプログラム

アンケート調査とは

みなさん、こんにちは。
話題の飲食店でご飯やデザートを食べるたびにSNS用の写真を撮りますが、結局1枚もアップロードしていない谷口です。

顧客の行動や意識を理解していますか?

先日相談者の方と面談をした際、お客様のニーズがどこにあるか調査したいので、アンケート調査を行うことになりました。

アンケート調査とは、アンケート用紙を用いて、複数のモニターを対象に同じ質問を行い、集計・分析することで、意思決定に役立てる調査手法の一種です。
卸売業や製造業のようにエンドユーザーと直接接点のない企業はアンケート調査を活用して、お客様の声をひろっていく必要があります。

従来はアンケート調査をするためにモニターを集めると多額のコストがかかり、小規模事業者は予算的になかなか実施できませんでした。
しかし、現在はインターネット調査という手法により、小規模事業者でも安価に行うことができます。

アンケート調査をする目的は、「顧客満足度を調べたい」、「ブランドイメージ調査したい」、「パッケージを数パターン作ったので、どれがいいか確認したい」など様々です。
目的に応じた調査を行う必要があります。

アンケート調査の手順

調査の手順としては下記になります。

①目的とゴールの明確化・・・何のために調査をするのか、意思決定するのに何が必要かを決めます。
②調査設計・・・調査を具体的にどのように行うか、5W1Hで整理して計画します。
③調査実施・・・計画に基づいて調査を実施します。
④集計、分析・・・調査データを集計し、グラフで見える化などをして分析します。
⑤アクション・・・分析結果に基づいて意思決定を行い、アクションプランを実行します。

この中でも①の目的とゴールの明確化はとても重要です。

とりあえず作ったアンケートの場合、調査実施後に「やっぱりあれも質問に入れておけばよかった」とか、「必要もない質問をしてしまった」ということがよくあります。

産創館のプログラム

産創館では消費者を対象とした調査を行う「サンソウカンdeモニター会」があります。
30~50代の主婦層を中心とするモニター会員が、商品やサービスに対して率直な意見をお伝えするマーケティングサービスです。

大きく分けて二つの調査方法があります。

■モニターイベント(展示会形式)
企業がブースを出展し、来場するモニターにアンケートを通して商品等に対する意見を聞くプログラムです。サンプル数を多く取りたい時にオススメです。

■個別調査
・座談会
グループインタビューで商品のコンセプトやパッケージに対する評価、ニーズ調査など、6~8人の少人数でじっくりと意見を聞く座談会です。

・お試しモニター
商品を自宅で使ってもらい、感想や意見を座談会やWEBアンケートで回収する調査です。少人数~30人程度までのモニターに対して調査していただけます。

詳細は下記のURLをご覧ください。
https://www.sansokan.jp/monitor/irai/

消費者の声を拾い意思決定に役立てたいという事業者様がいらっしゃいましたら、ぜひご利用ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 谷口 が担当しました。

▼谷口 睦(タニグチ ムツミ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 谷口 睦(タニグチ ムツミ)のプロフィール

(2020年3月25日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)