皆さん、こんにちは、経営相談室の待谷です。
ブログやSNSを事業目的で使用されている、あるいは使用を検討されている事業者様も多いのではないでしょうか。
どちらも簡単に情報発信できるうえ、上手く活用することで安価にプロモーションを行うことができます。
ブログは過去に投稿した記事を消さない限りweb上にずっと残ります。
それらも検索の対象になりますので、記事が増えるほど検索のヒット率を高める効果もあります。
ただし、投稿した記事を見るかどうか、どのタイミングで見るかという点は、見る人にゆだねられます。
SNSは発信した情報が相手の画面に自動的に表示されます。
ブログと比べて投稿された情報が閲覧される確率が高いため、タイムリーな情報提供を行いやすい特徴があります。
また、ユーザー同士で情報を簡単にシェアできるため、拡散性の高さも大きな特徴です。
逆に、過去に発信した情報は相手の画面に表示されなくなってしまうので、過去の情報の閲覧率は著しく低くなるでしょう。
つまり、ブログとSNSは特徴が正反対ですから、それぞれの役割が異なるというのはお分かりいただけると思います。
以下はブログでの情報提供に向いているものの例です。
① 価値が(一定期間)変わらない情報
② 何度も繰り返し見る必要のある情報
③ ブックマークする必要がある情報
自社のブランディング目的で経営のスタンスを社長が語る、商品へのこだわりを従業員が語るなど、インターネット上に(一定期間)残しておきたい情報がブログに向いているといえます。
また、情報量が多くて何度も繰り返して見る必要がある情報、投稿後いつ見てもらっても情報の価値が変わらない情報もブログ向きと言えます。
繰り返しになりますが、投稿した記事をいつ見てもらえるのか分からないので、タイムリー性が高いものはブログには向いていません。
ブログは細く長く情報提供するための手段と言えるでしょう。
以下はSNSでの情報提供に向いているものの例です。
① 情報の鮮度が高い情報
② 情報価値の寿命が短い情報
③ 共有したくなるような情報
雨が降ってきて客足が遠のく可能性があるために、急きょ雨天キャンペーンを行うといった、タイムリー性の高い情報がSNSに向いているといえます。
イベントの日に向けてカウントダウンをする、あるいはじらし効果を狙って少しずつ情報提供するような広告手法も、情報の到達率の高いSNSなら行いやすいでしょう。
また、インパクトがあって思わず共有したくなるような情報もSNSに向いていると言えます。
逆に言うと、SNSはどんどん情報が流れていってしまうため、ある一定期間残しておきたい情報の提供には向いていません。
SNSは短期間に拡散目的で情報提供するための手段と言えるでしょう。
応用編の合わせ技として、ブログの投稿をSNSで宣伝するといった両方の長所を生かした使い方も可能です。
ご自身の事業や提供したい情報に合わせて、工夫して使い分けられてはいかがでしょうか。
経営相談室 スタッフコンサルタント 待谷 が担当しました。
(2018年7月18日公開)
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