中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)
朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」。株式会社ファミリアをモデルにしたドラマだそうです。
10月下旬の週は、主人公が提供する商品で、出産を控えた外国人婦人が抱えていた赤ちゃん用品の問題を解決していくお話でした。
私はこの話を眺めながら、数年前に産業創造館のチャレンジゼミで経営を学んだ方のことを思い出していました。
その方は、デザイナー出身で創業を決意しました。創業当初は、売上・利益も明確に定まらず、商品もひとりよがりで個性が強く出過ぎて商売の荒波の中で苦しんでいました。
しかし、絶対にあきらめない信念で副業もしながらコツコツとブランド立ち上げに取組み、お客さんの気になる部分を隠し理想の体型を表現できる商品に活路を見出しました。
これが奏功し、現在は大手百貨店を相手に継続的な取引を実現し、消費者心理が購買に向けてなかなか好転しない中で立派に販売実績を残しています。
朝ドラと現代とでは時代背景が異なるにもかかわらず共通点として、お客さんの困りごとを解決し感謝される商品を提供していくという商売の良い循環があります。
創業で考える商品・サービスの開発は、その一番最初に「アイデアの収集」と「アイデアの絞り込み」という段階があります。
最終的に商品化されるアイデアには、顧客の抱える問題を解決する要素が入っています。
商品開発を進める場合には、考えている商品・サービスは、いったい誰のどんな困りごと解決するのか?を気にかけてください。
経営相談室 スタッフコンサルタント 服部が担当しました。
▼服部 繁一( ハットリ シゲカズ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 服部 繁一( ハットリ シゲカズ )のプロフィール
(2016年11月2日公開)
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