以前ほど意識はしなくなりましたが、1月15日の鏡開きで“松の内”が終わります。この時期は、正月の雰囲気も徐々に薄れ、本格的な寒さを迎えると共に、仕事モードへ切り替わっていきます。

購買心理を時間軸で捉えましょう
私事ですが、年末に卸売市場の関係者の方と、1月の予定を確認していたら「松の内が明けてからなら落ち着きます。」とおっしゃっていたので、多くの人にとって、こうした暦の区切りは心理的な節目にもなっているようです。
季節に合わせたマーケティングをシーズナルマーケティングといいます。その中でも年末から年明けにかけて、代表的なものとしては、「フレッシュスタート効果」といった心理状況にあわせたものがあります。フレッシュスタート効果は新しい目標などに向けた一歩を後押しするものです。
今回は、こちらのフレッシュスタート効果についてお伝えします。
フレッシュスタート効果は、新年、誕生日、月のはじめ、新入学など「時間的な節目」を意識することで新しい目標に取り組むモチベーションが高まる心理です。こうした心理状況では、過去との分離や「今年こそ」という感覚で背中を押すような商品・サービスが受け入れられやすいです。例えばトレーニングジムや習い事と相性が良いとされています。日本では、「初日の出・初詣・書初」といった風習があるので、文化的にも相性がいいと思います。
インターネットが普及し、いつでも欲しい商品が手に入るようになりましたが、購買行動は時間軸の影響を受けています。商品の特徴に応じて、どこで顧客の心理スイッチを押すのか時間軸を利用してタイミングを見極めていきましょう。
春夏秋冬といった季節感だけでなく、週単位などでも顧客心理は変わります。小売業は52週の販促計画を立てて、生活シーンと紐づけるなど会社ごとに独自に対応策を考えています。冒頭でもお伝えしましたが、松の内(正月モード)の前後のように、お正月モードから仕事モードで、優先順位がかわるので、こういった変化が顧客の購買心理を掴む重要なヒントですね。
因みに経営相談室では、フレッシュスタート効果を期待して、春から心機一転、起業したいと思っている方を対象に「冬の創業相談WEEK」を開催します。皆様の申し込みをお待ちしております。
経営相談室 スタッフコンサルタント 大西が担当しました。
▼大西 森(おおにし しげる)へのご相談(面談)
(2026年1月14日公開)
この記事に関連する大阪産業創造館のコンテンツ