創業者、起業家、経営者の皆さんこんにちは。大阪産業創造館(産創館) 経営相談室(あきない・えーど)の服部です。このブログでは、中小企業経営者の皆さんから、気軽にご相談を頂くために経営相談室の雰囲気をお伝えできればと思います。
産創館には創業希望者の方が創業を準備できる仮事務所「立志庵」が用意されています。年4回募集しており、半年間仮事務所として利用できる施設です。
平成26年4月から平成26年度1期生の入居が始まり、私は入居者の創業をお手伝いしています。
→ 起業プログラム&デスク「立志庵」
入居者に貸し出されるのは、机一つとロッカー一つです。そのほか共用の会議室やコピー機が利用できます。こうした設備を利用して、事業計画や営業資料、さらにはシステム開発等を行い、半年後には大阪市内の中小企業者としてご活躍いただいております。
これまで、400名以上の方々が机一つから始めて、順調な方は事業を拡大してきました。
入居期間は半年しかありません。半年間で創業者に必要なビジネスプランの企画、しっかりと儲けるための損益計画や資金計画、衆知の集め方を学ぶワークショップ、入居者一人ひとりの事業計画の見直しを行い円滑な創業を支援しています。
よくある入居者の事業展開は最初の3ヶ月程度で売れる仕組みづくりや仕入れの仕組みづくりを行い、残り3ヶ月で売上実績を残すとともに、融資の獲得、開業届けの提出、卒業後の移転先を見つけて卒業していきます。卒業時には関係者一同による成果発表会が行われます。
立志庵に入居するためには、自らでビジネスプランを企画・説明し、審査を通過しなければなりません。また入居できたとしても半年後には卒業し事業者として独り立ちしなければなりません。
私は、様々な創業希望者にお会いしてきましたが、上手に独り立ちしている方々に共通していることの一つは、調和と積極性と粘りの持ち主だということです。待ちの姿勢や和を欠く姿勢、すぐにあきらめる姿勢では何も得られないと思います。
いろいろな方に会い、その方の話を聞き、自らのプランを見直し続けたその先に企画したビジネスプランの実現があるのではないかと思います。
創業者およびその予備軍の皆さん、積極的に衆知を集めて、粘り強く事業に取り組んでください。道は必ず拓けます。
経営相談室 スタッフコンサルタント 服部が担当しました。
▼服部 繁一(ハットリ シゲカズ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 服部 繁一(ハットリ シゲカズ)のプロフィール
(2014年6月4日公開)
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