第118回 夢を事業にするためには|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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夢を事業にするためには

  • 可能性が感じられるビジネスプランとは
  • “夢”を“事業”にするためのコツ
  • 大切なのは「共感」

可能性が感じられるビジネスプランとは

みなさん、こんにちは。大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。

先日、「LED関西(https://ledkansai.jp/)」という、女性起業家を応援するビジネスプランコンテストの審査員を務めました。

夢と現実のバランスが大事

100通近くの書類審査を経て、実際に30人のプレゼン発表を聞いたのですが
その経験を通して、「このビジネスは成長するだろうな」という
可能性を感じさせるプランの共通項を考えてみました。

コンテストでは、よく、新規性・実現可能性・社会性などが指標になるため
これらが、矛盾なく一貫して成立していることは必須条件です。

でも、審査員が本当に聞きたいのは、実は
この人はなぜこの事業をやりたいのか
その事業にどんな思いをかけているのか
ということだったりします。

そうした思いが聞き手に共感をもって伝わり、
その商品・サービスを買いたいと思う顧客の顔がイメージできた時
「このビジネスプランはうまくいくな」という予感が感じられるのです。

“夢”を“事業”にするためのコツ

ここで言う“夢”とは、
どんな思いを持ち、それがどのように実現されたら嬉しいかを描いたものです。

一方、“事業”とは
お金をどこから調達し、どんな利害関係者と付き合って
どのような仕組みで収益を安定的に生み出すかということです。

ただ、夢を事業にすると、採算が合わないという厳しい現実に直面することがあります。

そんな時は、原点に返って自分の思いを言葉にし
こんなサービスがあったら、いくらくらいで買ってみたいと思う?
など、身近な人にヒアリングしてみることをお勧めしています。

自分の夢に対して、どんな人が、どのくらいの対価を払ってくれるか。

事業は相手があって初めて成り立つものなので
迷った時は顧客(市場)に聞いてみると、新たな気づきがあり
バランス良い融合点が見えてくるはずです。

大切なのは「共感」

起業して新しい市場を創ることは、なかなか大変な作業です。
ですが、周りからの共感を得られるビジネスモデルであれば
自然と人が集まり、成功が見えてきます。

ご自身のアイデアや夢で、どのような事業ができるか
ブラッシュアップするワークショップが1月からスタートします。
夢をカタチにするための一歩としてご検討ください。
→ 創業チャレンジゼミ【第42期】ビジネスプランをブラッシュアップさせる短期集中講座
※42期の募集は締切りました。
 ただいま48期の募集受付中です。(2019年1月23日締切)
 https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=26763

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島が担当しました。

▼岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィール

(2017年1月5日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

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