第25回 創業計画と振り返り|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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創業計画と振り返り

  • 立志庵は起業家支援スペースです。
  • 創業は計画どおりに進みません。
  • 計画は振り返りが大切です。

立志庵とは

大阪産業創造館にある立志庵という起業プログラム&デスクがあります。

大阪市内で起業を予定している方、事業拠点を構える予定のある個人・法人が、準備拠点として24時間利用できるオフィススペースであり、

創業計画と振り返り

最長6か月間の入居期間中、コンサルタントの個別サポート、勉強会、入居者の交流会などで目標達成をバックアップしています。

立志庵については詳しくはこちらへ
→ 起業プログラム&デスク「立志庵」

立志庵の成果発表会

立志庵では、入居者の方々に、入居時にビジネスプラン及び半年間の活動目標をシートに整理して頂き、3か月目に中間発表会、退去時に成果発表会の2回の発表会を行っています。

発表会は、入居者の方々に、入居期間中の活動を振り返り、次の目標・計画立案のきっかけにして頂いています。

このとき、人によっては、当初の計画通りに着々と起業準備が進んでいる場合もあれば、ビジネスプラン・当初の活動目標が大きく変わっている場合もありますが、当初の計画通りに進んでいる方が少ないのが実情です。

計画は振り返りが大切です

経営の基本に「PDCAサイクル」という言葉があります。PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実施)・Check(評価・振り返り)・Act(改善)の頭文字をとったものであり、計画を立案し、それを実施し、実施した結果を振り返って評価し、その結果を計画に反映して改善していく、というものです。

このPDCAサイクルがうまく回らない原因の多くは、Checkをしていないことです。

つまり、計画を作って実施するが、やりっぱなしで、また次の計画を新たに作る、ということを繰り返している状態です。Checkがないと計画を振り返り、評価・反省し、次に生かしていくことができず、着実に成長することはできません。

特に創業はやったことがないことを始めるため、当初の計画自体が多くの不確定要素を含んでいます。したがって、思ったとおりにならないことの方が多く、状況に応じて計画を見直し、次の手を考えていく、というような柔軟な姿勢が必要になります。

経営相談室 スタッフコンサルタント 泉 仁史が担当しました。

▼泉 仁史(イズミ ヒトシ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 泉 仁史(イズミ ヒトシ)のプロフィール

(2014年10月29日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)