中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)
大阪産業創造館で経営相談をする際、相談相手と名刺交換しますが、様々な名刺に出会います。
以前、個人事業の代表にもかかわらず、営業部長という名刺を持っている方に出会ったことがあります。
また、既に数年間、個人事業で仕事をしているにもかかわらず、名刺も屋号も持っていない方もいました。
なぜ名刺に営業部長と書いたり、名刺を持たなかったりするのでしょうか?
恐らく、自分が代表であることに慣れておらず気恥ずかしいとか、従業員もいないのに代表というのもチョットな、といった思いがあるのではないでしょうか。
しかし、要は慣れの問題なので、あまり悩まずに代表・代表取締役と明示した名刺をさっさと作るべきでしょう。
名刺がなくては新たな取引やネットワークが広がっていかないですし、代表にもかかわらず下の役職名で仕事をすることは責任から逃げていると相手から思われかねないからです。
名刺で自分の身元を明確にすることは、ビジネスマンとしては当然のマナーなのです。
また、名刺は身元を明確にするだけでなく、自分の商品・サービスをPRする営業ツールや会話のきっかけとしても活用できます。
名刺には裏と表のスペースがありますし、2つ折りの名刺にすればさらに倍のスペースができますので、工夫次第で貴重な情報発信ツールになります。
文房具売り場で名刺用のカードを購入し、自分で名刺のデザインをすれば、それほどお金もかかりませんし、自由に内容を変更することもできます。
起業を目ざすのであれば、まずは自分の名刺をしっかりと作ることから始めてみてはいかがでしょうか。
経営相談室 スタッフコンサルタント 泉仁史が担当しました。
▼泉 仁史( イズミ ヒトシ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 泉 仁史( イズミ ヒトシ )のプロフィール
(2016年9月14日公開)
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