中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)
事業計画、特に中長期を踏まえた計画作成は長い時間と労力を要します。
しかし、大変な思いをして作った事業計画も、出来上がったら一仕事終えたような気になって、気が付けば埃を被って手に取ることもしない・・・、ということが良くあります。
計画を作成したら実行・振り返りが不可欠。P(PLAN)・D(DO)・C(CHECK)・A(ACTION)を回せってやつです。計画は予定で、予定は未定でしかなく、計画通り物事が運ぶ保証はない。上手くいかないことの方が圧倒的に多い。
だからDOした結果(did)を今後のDO(will do)に活かして初めて計画作成に費やした努力が報われる。
C(check)に関して。成功・失敗に関係なく、行動した結果を振り返って分析することが大切なのですが、「あかんかったなぁ。」「なんでかなぁ。」で終わるケースが多い。これは「振り返り」ではなく、ただの「感想」で、次につながらない。
三年と言わず、一年なら一年で、できれば半年、四半期、いや毎月実績を振り返って(予実管理)、計画が狂った原因をつまびらかにする(分析)ことが肝要。
そうすることで、現在の会社に「ここは、こうするべきだ。」と言える。同じ失敗をする可能性を低くできる。難しいかもしれませんが、やれば会社が成長する。そもそも失敗を恥ずかしがる必要はない。
アンジェラアキの楽曲「手紙~拝啓十五の君へ」。尾崎豊は「十五の夜」。十五歳ってやっぱり特別で、自分の十五歳を思い出すと「やめてくれ~。」と叫びたくなることが多々あります。恥ずかしい思いは古今東西・老若男女・誰しも避けられなくて、ならば、恥ずかしい経験を今後に活かすしかない。
中長期なんて言わずに、この一年、半期、四半期、この月を全力で走り切ることで見えてくることがあるのかもしれません。
経営相談室 スタッフコンサルタント 森 が担当しました。
(2017年12月13日公開)
この記事に関連する大阪産業創造館のコンテンツ
産創館のサービスを探す
Copyright OSAKA BUSINESS DEVELOPMENT AGENCY rights reserved.