みなさん こんにちは。経営相談室の東です。
落ちつきかけたかにみえた新型コロナウィルス感染症の拡大が連日報道される中、大企業であっても巨額の赤字を抱えているというニュースを耳にすることが増えてきました。
環境変化への対応はできることを着実に
感染拡大防止と経済活動というトレードオフにある関係を両立するという難しいバランスのもとに舵取りをしていかなければなりませんが、収束にはまだまだ時間がかかりそうで、経営環境も不透明さを増しています。
新型コロナウィルス感染症によって、感染を防止するという前提でビジネスを考えざるを得なくなってきています。
顧客に対して、自社の提供する商品やサービスが、安心・安全であることを認識してもらはなければ、選んでもらえない状況が生じます。
何をどうすればいいのかの手がかりになるのが、各団体が出しているガイドラインです。
□業種別ガイドライン
https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline.pdf
ガイドラインを参考に感染を防止するためにできることを着実に取り組むことで、お客様の信頼を得ることにつながります。
また、あるセミナーに参加したとき、「日本人はまだ元に戻ると思って今を耐え忍ぶという発想になっているように感じる。アフターコロナのビジョンが見えているかが気になる」というお話がありました。
コロナ禍によりこれまでの当たり前が大幅に変化することにより、既存のスタイルでは事業継続が難しくなることも予想されます。
例えば飲食店などは、いかに多くのお客様に設置した席数をご利用いただくかによって収益を上げるビジネスモデルでしたが、店内飲食の際には席数を間引かないと安全性が担保できないという状況にあります。
では、間引いた席数分を何で補うか?
テイクアウトで補うことも考えられますし、沿道で客席が設置できるよう動いている自治体もありますので、屋外で席数を確保するなどの方策もあります。
大阪市でも6月から緩和措置が取られました。
□テイクアウトやテラス営業などのための道路占用の許可基準を緩和します
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000507119.html
厳しい環境下ではありますが、この変化にのみこまれずに舵取りをしていくためには、何ができるかを導き出し、実現に何が必要かを洗い出して道筋を立てていくことが求められます。
そのためには、現時点で自社がどのような状態にあるか、経営資源となる資金や人材の調達や運用状況を把握できているか、業務の流れなどが適切かどうか、経営の基礎体力を把握することが重要です。
自社の状況を客観的に俯瞰いただき、伸ばすべき点や補強すべき点を確認するためのセミナーを開催します。
□【はじめての○○セミナー】
経営者が知っておくべき企業経営の全体像 (2020年10月14日開催)
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=31100
今一度足元を見つめ直す機会が必要だと思われる方はぜひご参加ください。
経営相談室 スタッフコンサルタント 東 が担当しました。
▼東 純子(あずま じゅんこ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 東 純子(あずま じゅんこ)のプロフィール
(2020年8月12日公開)
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