第28回 「自分の弱み」発見☆は仲間づくりの第一歩|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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「自分の弱み」発見☆は仲間づくりの第一歩

  • 自分の苦手とすることを得意とする人が、実は周囲にいるかも☆
  • 自分の強みに集中したほうが、ブレークスルーに近付く☆
  • 自分で抱え込むことを手放せないのなら、視点を変えてみよう☆

こんにちは。経営相談室スタッフコンサルタントの高島です。物思いにふける秋(もうかなり寒いですがw)・・・ということで、今回はいきなりタカシマの告白から始めたいと思います。

「自分の弱み」発見☆は仲間づくりの第一歩「自分の弱み」発見☆は仲間づくりの第一歩

人に頼るのが苦手、私もでした

私は、長い間人に頼ることが苦手でした。自分が不得手なことであっても、「頼るくらいなら自分でやったほうがマシ」とすら思っていました。

学生時代には「苦手科目を克服しよう」なんて一般的に教えられますよね。それもあって、ずっと「苦手なことを人に頼るなんて悪いこと」と思い込んでいました。

なので、タカシマ的にはそれこそ血反吐を吐く思い(?)で、「苦手なことでもせめて人並みに!((;゚Д゚))」と、必死に日々アセアセジタバタしていました。

そんな私が「自分の苦手な分野は、それが得意な人にお願いしよう」と思うようになったのは、ここ経営相談室でお仕事するようになってからです。

自分の弱みを強みとする人がいる

なんか手前ミソみたくなってしまいますが、いっしょにお仕事しているスタッフコンサルタント、ほんまスゴ腕の人ばっかりなんですよ☆

各々専門分野(プラス個性も☆)を持っていますから、私にはない視点でご相談者にアドバイスしている場に居ると、私自身の気付きも多くいつも感動しています。

各々専門分野を持って、と書きましたが、勿論タカシマの苦手分野が得意で専門分野とするスタコンもいるわけです。タカシマが血反吐を吐きながら(?)苦手分野を調べあげても、時間はかかるし、ひょっとしたらピントがズレていたり、タカシマがわかっていないだけで、もっとご相談者のためになるアプローチが他にあるかもしれません。

「ご相談者がお悩みを解決するにあたってなにがベストか?」を考えると、最適解はタカシマ自身が苦手分野で解決法をコネコネ調べあげることではなく、その分野を得意とする他の頼れるスタコンにアドバイスやヘルプを求めることです。

(経営相談の内容は多岐に渡りますから、場合によっては様々な分野での専門家、素敵なサポーターの先生方へ、SOSを出すことですね☆)。

お客様へ視線を向けると見えてくること

学生時代に「苦手なことの克服」についてしつけてもらったことも、とてもありがたいことだと思っています。そのおかげで逆上がりやミシン掛けができるようになったり(今はできませんが)、化学反応式や二次関数が(欠点スレスレではあっても)わかるようになって、成長できたからです。

ですが、大人になって特にビジネス、事業を起こしてそして続けていくにあたって、ひとりで何でもかんでも抱え込んでやっていくと、やがて限界の壁に突き当たったり、無理が生じてしまいます。

自分の苦手なこと、弱い部分に力を注ぐより、得意なことに注力したほうがビジネス、事業を拡大していくうえで、ブレークスルーに到達しやすいと思いませんか。

「いやいや、でもこのタスクはややこしいから自分がしないと・・・」
と、自分の事業に責任を持って、頑張るからこそ思われるかもしれませんね。
そうです、ビジネス、事業を起こす上で、すべての事態や責任は自分が引き受ける、と腹をくくることはとても大切です。

そんなあなたへ、ためしに自分に向けている視線をお客様へ向けてみませんか?

「お客様により良いサービス、商品を届けるにはなにがベストか?」と考えてみたとき、人に任せることで違ったアイデアが生まれたり、カバーできる領域が広がったり、とまた違った世界がみえてきませんか?

人にお願いするために大切なことは

「人に任せる、お願いする」、これは決して、無責任に「丸投げする」ことではありません。特にビジネスにおいては、きちんと事前に考えておかなければならないことがあります。それがどんなことで何がポイントなのか、このセミナーで考えてみませんか?(宣伝です)

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あと、これは私の実感ですが、自分の弱みを得意とする人にお願いしてみると、血反吐をこらえて(?くどいw)、自分でアセアセジタバタやるよりも、「こうやると早くできるのね」「ここがポイントなのね」と、納得、感心、学ぶことが多いです。

なので、苦手なんだけれどもなんとなくコツというのか勘所がわかり、知らぬ間に以前の自分よりも一歩前進していたりしますよ☆
仲間に感謝☆です!

経営相談室 スタッフコンサルタント 高島 あゆみが担当しました。

(2014年11月19日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)