みなさん、こんにちは。経営相談室の高松です。
令和7年がスタートしました。今年は大阪・関西万博の年!インバウンドはもちろんのこと、外国人材の活躍もますます期待されるところです。これまでは「外国人材の雇用」という切り口でブログを書いていたのですが、今回は少し視点を変えて、「外国人による起業」について取り上げたいと思います。
起業・経営は挑戦したもの勝ち!
経営相談室は、さまざまな方たちにご利用いただいているのですが、最近増えているのが外国籍の方の起業相談です。(※1)外国籍の方が日本で起業し日本に滞在するには、「経営・管理」ビザが必要です。外務省の「ビザ(査証)発給統計」によると、平成31年(令和元年)に発給された経営・管理ビザは2,357件(※2)だったのに対し、直近の令和5年に発給された経営・管理ビザは5,426件(※3)と、5年で約2.3倍に増加しています。コロナ禍中は外国人の入国自体が大幅減少していましたが、今ではコロナ禍前を大きく超える水準になっていることがわかります。
(※1)経営相談室は日本語対応のみのため、ご相談者様が日本語に精通されていない場合は、ご自身で通訳を手配いただく必要があります。
相談対応をして感じるのは、外国人起業家のフットワークの軽さ。私自身は語学力の不足もあって「外国の公的機関の相談窓口」と聞いただけで行くのをためらうタイプなのですが、ご来館される外国人起業家のみなさまは本当に積極的です。
以前は、日本に居住している海外出身の方からの起業相談が圧倒的に多かったのですが、最近は観光などの短期滞在期間中に経営相談したい!というご要望が増えています。面談中もどんどん質問されますし、必要に応じて他機関をご案内すると、「すぐに行ってみます!」と言われて即実行。言語や文化のハードルがあるはずなのですが、そんなことは気にせず前進!「できない理由を探すのではなく、できる方法を実行する」という姿勢が徹底されており、見習うべきところが多いなぁと感じています。
経営相談室では、「次の一歩を踏み出したい経営者・起業希望者を後押しします」という言葉をHPにも掲載しています。
何か新しいことに挑戦してみたいけど、最初の一歩が踏み出せない…。
起業・経営に限らず、よくあることだと思います。ですが、チャンスは行動した人の元にしか訪れません。
「いつかは起業してみたい。でも忙しくて時間が取れない…」
「相談はしてみたいけど、昼間は仕事が休めない…」
なんて思っていませんか?
そんな方には、「夜間・休日経営相談」がおすすめです。
1年が始まったこのタイミングに、自分の目標に向けてまず一歩踏み出してみましょう!
経営相談室 スタッフコンサルタント 高松が担当しました。
(※2)出典:政府統計の総合窓口(e-Stat) 令和元年(2019年)ビザ(査証)発給統計(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00300500&tstat=000001142246&cycle=0&result_page=1&tclass1val=0)
(※3)出典:政府統計の総合窓口(e-Stat) 令和5年(2023年)ビザ(査証)発給統計(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00300500&tstat=000001219064&cycle=0&result_page=1&tclass1val=0)
▼高松 留美(たかまつ るみ)へのご相談(面談)
(2025年1月8日公開)
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