みなさん、こんにちは。
大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。
前回に続き、事業計画書作成のポイントをお伝えさせて頂きます。
事業計画書作成のポイントは?
今回は、ひな形に沿って、具体的に作成する際の記載のポイントについてです。
https://www.sansokan.jp/eveoubo/KJ2017_jigyoukeikaku.xls
※事業計画書のひな形は、上記URLからダウンロードできます。
まず、最初にプロフィール作成のポイントについては、自己の棚卸を実施することです。
単に、○○会社で営業職というだけでなく、どういう立場で、どのような役割を担っていて、どのような成果を出したのかを整理してください。
その経験が、取り組まれる事業でどのように生かせるかが重要です。
例えば、
全国の営業マンの中で、2年連続成績トップとか社長から優秀賞を頂いたなども、営業力があることを、客観的な評価で示すことができて説得力があります。
次に、創業動機・目的の記載ポイントです。
ここでは、熱意ややり抜く覚悟をアピールしてください。
どのような背景やきっかけで、この事業を思い立ったのか、なぜ、自分でなくてはいけないのかを記載ください。
どのような原動力で、この事業に取り組むのかが伝わると、利害関係者を巻き込む力にもなります。
いかに、共感を得ることができるかが重要です。
そのため、前職の不満や職場での人間関係の悩みなど、ネガティブな情報は控えた方がいいでしょう。
次に、事業概要の記載ポイントです。
ここで大事なことは、事業概要で全体像をイメージさせることができるかです。
どのような対象へ
どのような強みを生かして
どのような商材・サービスを通じて
どのような価値を提供(どのような社会を実現)する
に沿って、端的に事業の魅力を表現してください。
最初に、事業の全体像を共有できれば、この先の個別戦略の理解が深まります。
特に、事業概要で商品・サービスの性能や機能ばかりを記載する計画書をよく目にしますが、商品・サービスはあくまでも手段のため、それを通じて、どのような価値を提供(どのような社会を実現)するのかを明確にしてください。
ポイントは、事業者の視点ではなく顧客の視点が重要です。
次回は、マーケティング戦略の作成項目のポイントをお伝えします。
経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島 が担当しました。
岡島 卓也(おかじま たくや)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也(おかじま たくや)のプロフィール
(2021年5月19日公開)
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