第285回 IT導入補助金を活用しよう。本年度はテレワーク導入支援も充実。|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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IT導入補助金を活用しよう。本年度はテレワーク導入支援も充実。

  • 中小企業の業務改善に役立つ補助金の募集開始
  • 本年度のIT導入補助金の大きな変更点
  • ITツールの検討と進め方

中小企業の業務改善に役立つ補助金の募集開始

みなさん、
こんにちは。経営相談室の大西です。

新型コロナウイルスの影響により、テレワークやオンラインミーティングの機会も増えたので、ディスプレイやキーボードを購入し、自宅の仕事場も変えてみました。

補助金を使って便利なITツールを導入してみませんか?

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さて、令和2年度補正予算案の成立を受け、IT導入補助金の交付申請が5月11日より開始されております。

生産性向上に取り組むためにITツールの導入を行う事業者を支援する目的で始められたIT導入補助金ですが、毎年変更点がありますので、本年度の変更点とIT導入補助金の活用方法について改めてまとめました。

本年度のIT導入補助金の大きな変更点

本年度のIT導入補助金の変更点は、A類型では下限金額が30万円に下げられたことや、あらたに特別枠(C類型)が追加され、コロナ対策の影響を受けテレワークに取り組む際の支援としてパソコンやタブレットなど機器のレンタル費用も補助対象として認められるようになったことなどが挙げられます。

他にも、事業所内の賃上げが審査の加点対象になっていることや、過去3年で補助金を受給している企業に減点措置があること、申請タイミングも複数回となったことなど変更点がありますので、詳細は下記の公募要領をご覧ください。

IT導入補助金公募要領「通常枠(A類型、B類型)」
https://www.it-hojo.jp/r01/doc/pdf/R1_application_guidelines_second.pdf

IT導入補助金公募要領「特別枠(C類型)」
https://www.it-hojo.jp/r01/doc/pdf/R1_application_guidelines_second_tokubetsuwaku.pdf

ITツールの検討と進め方

IT導入補助金は他の補助金と違いIT導入支援事業者(いわゆるITベンダー)があらかじめ決められており、基本的にはそのIT導入支援事業者が提供するツールを利用することになっています。

どういったツールを導入したら良いか、どこに依頼するか非常に悩ましい問題ですが、IT導入補助金のホームページでは、経営診断ツールが提供されております。
業種別や悩み事別におすすめのツールが検索できるようになっていますので、そちらを参考に決めていくことができます。

IT導入補助金2020 お悩み解決ITツール機能
https://www.it-hojo.jp/applicant/solution/common.html

上記経営診断ツールは、アンケートに答えていくことで、経営課題がわかるようになっています。
診断結果を踏まえ、どのITツールなら業務プロセスを改善できるか考えていただくのがポイントです。

ITツールの選定は英語やカタカナが多く、技術変化のスピードも早くとっつきにくい点もありますが、「誰が」、「いつ」、「どういった場面で」、「何を」、「どのように使うか」、を考えると良いかと思います。テレワークについても単なるITツールの導入でなく、同じように利用シーンを想定して導入することをお勧めします。

経営相談室では、IT導入補助金の活用方法から業務の分析の進め方など、スタッフコンサルタントや専門家への相談が可能ですので、あわせてご活用ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 大西 が担当しました。

▼大西 森(おおにし しげる )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 大西 森(おおにし しげる )のプロフィール

(2020年5月20日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
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