毎年この時期になると増える相談の1つに商品開発の相談があります。
例えば「うちにはOEMメーカーとして鍛えられた製造ノウハウがある。でもどのような商品を作ってよいのか…」といった相談です。これは、商品づくりのなかでも企画段階の相談です。企画段階では情報収集が大事です。
情報収集には大きく分けて、自らで集める情報と、他者がまとめた情報があります。ここでは、他者がまとめた情報の扱いについて触れておきます。他者がまとめた情報は、自分が集めたわけではありませんので、その情報の取り扱いには、下記のような注意点があります。
1.その情報は事実か?
情報の真贋を見極め、事実のみを集めます。
2.その情報は最新か?
見つかった情報は、より最新のものがないのかを確認します。
3.バイアスがかかってないか?
見つかった情報は、ゆがめられていないか原始データにあたり確認します。
4.目的は明確か?
収集する情報は、そもそも何のために集めるのかを忘れないようにします。
5.集めた情報の意味は?
集めた情報は、読み方によって様々な解釈ができます。
自らの意味づけと根拠を明らかにしておきます。
6.集めすぎではないか?
時間が限られていますので、やり過ぎないことが大切です。
7.鳥の目
全体を俯瞰して情報を集めるようにします。
8.虫の目
特徴的な箇所は細かく深掘りして集めるようにします。
9.魚の目
過去と現在と将来と変化を押さえるようにします。
では、集めた情報はどのように商品づくりに生かしていけばよいのでしょうか?商品づくりに悩んだら、「売れる商品づくり」サポート窓口にご相談ください。
当経営相談室では、年間約6,000件の御相談に対応しています。一人で悩まずに、まずはお気軽にお電話ください(経営相談:06-6264-9838)。
経営相談室 スタッフコンサルタント 服部 が担当しました。
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(2019年5月15日公開)
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