第316回 新規事業の成功には「あるべき姿」と「タイミング」が必要|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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新規事業の成功には「あるべき姿」と「タイミング」が必要

  • 創業チャレンジゼミ卒業生の話
  • 立志庵卒業生の話
  • 新規事業の成功には「あるべき姿」と「タイミング」が必要

創業チャレンジゼミ卒業生の話

先日、8年前に創業チャレンジゼミを受講された方と面談を行ったところ、当時から開発している業務管理ツールを初受注したと報告を受けました。

新規事業にはタイミングがあります!

新規事業にはタイミングがあります!

その方は「いずれテレワークの時代が来る」と考えて、社員の業務を管理するシステムを開発し、さまざまな展示会やイベントでプロモーション活動を行ってきました。

新型コロナウイルス感染症の影響で一気にテレワークが普及したため、今回の初受注につながり、「ようやく時代が追いついてきた」とおっしゃっていました。

立志庵卒業生の話

10年前に立志庵に入居していた別の方の話ですが、8年前からある乗り物に関する国家ライセンスの講師をはじめました。

そして、その業界のデジタル化が遅れているところに目を付け、5年ほど前からオンライン講義を独自に進めてきました。業界が保守的で、オンライン講義がなかなか受け入れられない状況が続いていましたが、これもコロナ禍で一気に問い合わせが増え、受注が増えてきています。

新規事業の成功には「あるべき姿」と「タイミング」が必要

このお二人を見ていると、新規事業にはタイミングがある、ということを思わずにいられません。また、世の中には「あるべき未来の姿(ビジョン)」が存在し、時間がかかってもその方向に進んでいくものだと改めて感じました。

いずれにせよ、新規事業の準備に長い時間を費やし、いつ訪れるかわからないタイミングをつかんだお二人を見ていると、ビジョンと粘り強さの大切さを感じずにはいられないのです。

経営相談室 スタッフコンサルタント 泉 が担当しました。

泉 仁史(いずみ ひとし)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 泉 仁史(いずみ ひとし)のプロフィール

(2020年12月23日公開)

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