第60回 解決策を考えるためのプロセス|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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解決策を考えるためのプロセス

  • 課題の絞り込みだけでは意味がない
  • 定性情報の重要性
  • 解決策を考えるためのプロセス

解決策を考えるためのプロセス

みなさん、こんにちは。大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。

さて、以前のブログで定期的に決算書を分析して問題を特定することの重要性についてお話しさせて頂きました。

決算書だけでは解決策を作れません。

しかし、決算書を分析して課題を絞り込むことができても、
そこで終わってしまっては意味がありません。

大事なことは、課題を明確にしてその解決策を
考え実行していくこと
です。

今日は、この解決策(戦略)を考えるための
プロセスについてお伝えしたいと思います。

決算書の分析は、この解決策を考えるための
第一段階ともいえます。

しかし、決算書の定量的な情報だけでは不十分で
定性的な情報が重要です。

全く同じ業績であっても、顧客ニーズや競合状況、
更には保有する経営資源などの定性情報によって、
課題への解決策は異なってきます。

この定性情報は「ミクロ」と「マクロ」の2つの視点で収集していきます。
ミクロの代表的な切り口は、「顧客」「競合」「自社」で、
いわゆる「3C分析」と言われるものです。

マクロの代表的な切り口は、「政治」「経済」「社会」「技術」で
こちらは「PEST分析」と言われています。

こうして集めた情報を、自社の「強み」と「弱み」として言語化し
事業拡大の「機会」と捉えて投資するか、「脅威」と捉えて対策を打つか
などを総合的に判断し、優先順位をつけていくのが、戦略立案のセオリーです。

しかし、こうした全体像は理解できても、具体的にどのように
進めていけば良いのか判らないという声もよく聞きます。

そんな経営者に向けて、解決策を見つけるプロセスを
事例で学んで頂けるプログラムも予定しております。

もちろん、経営相談室でも個別に対応させて頂きますので
気軽にお声掛けください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島が担当しました。

▼岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィール

(2015年8月26日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

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