皆さん、こんにちは、経営相談室の待谷です。
エゴサーチというものをご存知でしょうか?
エゴ(ego)は日本語で自我、自己、自身などの意味を持ちます。
エゴサーチとは、その名前の通り自社や自社商品・サービスなどについて、ユーザーの意見や感想を知るために検索エンジンやSNSで検索をすることです。
アンケートを行えば詳細な調査も可能なのですが、どうしても手間や費用がかかってしまいます。
それに対して、エゴサーチならいつでも簡単にダイレクトな評価を得ることができます。
エゴサーチの結果、ユーザーの意見や感想にショックを受けるかもしれません。
しかし、ユーザーの忌憚のない生の声は顕在化されたユーザーのニーズです。
それらを有効に活用することで、商品・サービスの改善のヒントになりますし、不具合やクレームを防ぐためのヒントにもなるでしょう。
やり方は、検索エンジンやSNSで自社名や商品・サービス名を検索するだけです。
例えば、自社商品の評判を検索したい場合なら、商品名で検索してみてください。
検索エンジンで検索した場合、検索結果上位に自社サイトがたくさんヒットするはずですので、それらは無視してそれ以外の結果を見てください。
もし、自社サイトが多すぎて無視するのも面倒と思われる場合は検索したい単語の後に『半角スペース-site:サイトのURL』と入力して検索すると、検索結果に自社サイトの情報は表示されません。
例えば「あきない・えーど」について検索するにあたって、産創館のサイトをヒットさせないためには『あきない・えーど -site:www.sansokan.jp』と入力して検索します。
エゴサーチは自社や自社商品・サービスの評価や評判の確認用途だけに留まりません。
SNSでエゴサーチをして自社や自社商品・サービスの話題を検索し、それを共有、拡散するといった使い方もできます。
産創館のトップページをご覧いただくと、産創館で実施されるイベントについて、他の方のTwitterの投稿をリツイートしているのがご確認いただけます。
その他、エゴサーチを行うことで、関係者による情報漏洩の早期発見も可能となります。
今や誰でもSNSやブログを利用して広く情報発信ができますので、機密情報の漏洩・拡散のリスクが常に存在しているといえます。
情報漏洩が起こった場合でも、速やかな対策を講じることで、被害を最小限に食い止めたり、減少させたりという可能性が高まります。
エゴサーチは、思わぬ情報を得られる可能性も秘めています。
今までエゴサーチをやったことがないのであれば、一度試してみてはいかがでしょうか。
経営相談室 スタッフコンサルタント 待谷 が担当しました。
(2018年11月21日公開)
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