第365回 経営者の指針となる経営計画を作ろう|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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経営者の指針となる経営計画を作ろう

  • 計画は事業を進めていく上での指針
  • 経営資源と新規事業
  • 客観的な視点を入れる

計画は事業を進めていく上での指針

経営相談室の東です。

12月に入り今年も残りあとわずかとなりました。
そろそろ新たな年に向けて、手帳を新調したり、来年はどんな年にしようかと目標をお考えの方も多いと思います。

計画に客観的な視点を入れよう

計画に客観的な視点を入れよう

事業をしていれば、個人の目標のみならず、どのように経営を推進していくのか、予め計画を作成されている方も読者の中にいらっしゃると思います。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、世の中が激変していくなかで、なかなか計画が立てづらい状況ではあります。

ただ、先の見通しが立てづらいから計画を立てないというのではなく、どう経営の舵取りをしていくか、経営者の意思として落とし込んだものが計画であり、計画を指針として活用することで軌道修正を効果的に行うこともできます。


経営資源と新規事業

経営をしていくうえで無尽蔵に事業資金があればいいですが、資金にも限りがあり、揃えられるリソースも有限です。

このコロナ禍において、新規事業の必要性を痛感し、新たな事業を立ち上げた方もいらっしゃると思いますが、限られた前提条件でどのように進めていくかを行き当たりばったりで行うと時間も労力もロスします。

新規事業においては、これまでに経験していない知識やノウハウ、商品やサービスを販売するためのネットワークなど、新たな経営資源を手に入れなければなりません。
特に、現在持ち合わせていない事業に必要な知見は、それを保有している人材の確保が必要になります。

新たな人材の雇い入れを行う際に、求職者は、漠然と新規事業を行うという会社と、新規事業で到達したいビジョンを明確にし、そのために雇い入れる人材に対してどんな役割を期待しているのかを伝える会社とでは、どちらの会社に就業したいと思うでしょうか……。


客観的な視点を入れる

また、新しい取り組みについては経験値がないので、どうしても主観で進めていかざるを得ないと思いますが、できれば第三者の目を入れることで自分自身の見えてない観点から計画をブラッシュアップすることが望ましいです。

大阪産業創造館においては、計画策定のサポートをする様々なプログラムがありますが、経営者としての基礎知識を踏まえた上で、中期経営計画を作成するという、年1回だけ募集する「なにわあきんど塾」という若手経営者・後継者向けのプログラムがあります。

□なにわあきんど塾
https://www.sansokan.jp/akindo/

気心が知れた同期の仲間とディスカッションを通じて、第三者の目を入れながら、客観性・実現可能性の高い経営計画作りを行っていきます。
1年というロングランのプログラムのため、実際にどんな運営をしているのかが気になる方も多いので、あきんど塾で学んだ卒塾生が率直に体験談を語る機会を設けています。

□37期生募集説明会(2022/2/3開催)
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=35682

ぜひ、経営者としての土台作りと経営計画が必要だとお考えの方は受講を検討してみてください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 東 が担当しました。

東 純子(あずま じゅんこ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 東 純子(あずま じゅんこ)のプロフィール

(2021年12月22日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
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