みなさん、こんにちは。経営相談室の服部です。
日ごろご相談を伺っていると、「ちゃんと経営をしたい」「きちんとした体制にしたい」「しっかりと管理したい」「キッチリ業務をまとめたい」というお話を伺います。
革新計画で、もやもやがスッキリ!
こうしたお悩みでは、枕詞の意味合いが漠然としており、現状と実現したいことの問題と解決するための課題が漠然としている場合があります。
こうした状況を整理するのが、計画づくりです。なかでも経営革新計画は、承認過程で第三者のチェックが入るため、客観的な計画作成につながります。
経営革新計画は、国の中小企業等経営強化法に基づいています。紆余曲折をへて衣替えしていますが、我が国の中小企業支援施策の中では非常に古くからある施策です。
承認を受けるためには、下記のいずれかに取り組みます。
1.新商品の開発又は生産
2.新役務の開発又は提供
3.商品の新たな生産又は販売の方式の導入
4.役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動
また、承認を得るためには審査に合格する必要があります。
その審査ポイントは次の2つです。
1.新規性(比較優位性)
自社にとって新たな取り組みであるとともに同業他社の取り組みと比較した場合にも新たな取り組みであるか(優れている部分があるか)どうか
2.計画性・実現可能性
経営目標の達成のため、マーケット、販路、資金調達方法等が検討され、具体的で実現可能な計画かどうか
承認を受けるとどんなメリットがあるのでしょうか。
もっとも大きなメリットは、ちゃんと、きちんと、しっかりと、キッチリとした経営をしたいという悩みの解決です。
そのほかにも融資や信用保証の特例、販路開拓、ものづくり補助金の加点項目にもなります。様々なメリットがありますので計画作成をご検討ください。
作成に関する詳細は、下記をご確認ください。
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/pamphlet/2020/download/200325Keieikakushingb.pdf
当経営相談室では、年間約6,000件の御相談に対応しています。一人で悩まずに、まずはお気軽にお電話ください(経営相談:06-6264-9838)。
▼服部 繁一( ハットリ シゲカズ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 服部 繁一( ハットリ シゲカズ )のプロフィール
(2020年7月1日公開)
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