みなさん、こんにちは。
スタッフコンサルタントの谷口です。
前回ブログでダイエット宣言をしたことで、一気にダイエットが加速しました。
やはり周りに宣言し、自分を追い込むことが大切だと感じました。
さて、PDCAってご存知でしょうか?
PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(検証)、ACTION(改善)の頭文字をとったもので、業務を継続的に改善していく手法のことです。
広く知られているため、ご存知の方も多いかと思いますが、きちんと活用できていない人も多いのではないでしょうか。
活用できていない理由として以下のような理由があげられます。
・計画を立てることなく実行することで「行きあたりばったり」になっている。
・計画に問題があり、「具体性がない」「現実的でない」「期限がない」などの理由で実行されない。
・実行したものの進捗管理をする場がなく、やりっぱなしになっている。
では、PDCAを回すために意識すべきポイントをあげてみましょう。
■PLAN(計画)
目標達成に必要な5つの要因をまとめたSMARTの法則というものがあります。
Specific(明確性)・・・目標は明確で具体的な内容になっているか
Measurable(測定可能)・・・定量的に評価できるか
Achievable(達成可能)・・・その目標は現実的に達成可能なレベルか
Relevant(関連性)・・・この計画は理念や戦略など自社の目的に関連しているか
Time-bound(期限)・・・いつまでに何を達成するか期限を設定しているか
上記の内容を意識して、計画づくりに取り組んでみてください。
■DO(実行)
計画にもとづき実行します。
計画の内容が具体的でなければ実行されませんので、その場合は計画段階にもう一度戻り、計画を具体化させます。
また完璧な計画にこだわり、なかなか実行されないこともあります。少額の投資で実行可能であったり、リスクが小さいのであれば、まずは実行してPDCAサイクルをすばやくまわしたほうが、結果的には目的に早くたどり着くことが多いです。
実行した後は検証できるように、活動内容を定量的・定性的に記録しておきましょう。
■CHECK(検証)
実績を検証する場(経営者会議・チームミーティングなど)とタイミング(毎月月末・毎週金曜など)を設定し、そこで計画と実績のギャップを分析します。
ギャップの原因となる問題点を特定するには「なぜなぜ分析」が有効です。
「なぜなぜ分析」とは、問題を引き起こしている事象に対して、なぜその問題が起こったのかを掘り下げていくことで、問題の真因を発見する手法です。
■ACTION(改善)
問題の真因が特定されたら、それをどのように解決するかを検討します。必要に応じてリソース(人・モノ・金・情報)の追加や、目標・スケジュールの変更を行います。
また悪い結果がでた場合の改善はもちろんのこと、いい結果の場合もその要因を突き止め、継続的に再現できるようにしなくてはいけません。「なんだかわからないけど、よく売れた!」と安心してはだめです。
PDCAに慣れていない方は、小さなPDCAを回すことから始めてください。小さな成功体験の積み重ねが自信につながり、大きな成功への礎となります。
まずは個人別にPDCAサイクルをきちんと回すことから始め、部門別、会社全体へと広げていくことで、強い会社組織を築き上げることができます。
とはいえ計画を進めていく上で、さまざまな課題にぶつかることもあります。その際は、経営相談室にぜひご相談ください。
経営相談室 スタッフコンサルタント 谷口 が担当しました。
▼谷口 睦(タニグチ ムツミ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 谷口 睦(タニグチ ムツミ)のプロフィール
(2019年7月10日公開)
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