みなさん、こんにちは。大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。
いよいよ、創業補助金の募集がはじまりましたね。
経営相談室でも補助金申請に必要な事業計画書についての相談が増えています。
創業者にとって、補助金申請を行う動機はいくつかあると思います。
まず1つ目は、当然ながらに補助金を獲得することで
少しでも事業のリスクを低下できることです。
2つ目は多数ある応募の中から有識者の審査を経て、採択という評価を受けることで、
これからはじめるビジネスプランに自信を持てることです。
創業することに不安を抱えている中で、第3者に自分のビジネスプランを認められることは、安心につながると思います。
最後に、補助金申請をきっかけにして、事業計画書を作成することで、ビジネスプランを整理できることです。
事業計画書を作成しなくてはと思いながらも、手付かずの方にとっては良い動機になると思います。
何にしても、このビジネスプランによって審査が行われるので、良いプランを作成するときのポイントを纏めてみました。
新規性
商品・サービス、市場、ビジネスモデルの目新しさです。
独自性
競合の模倣でないか、誰にでも真似できないかです。
常に新規性を求めるのは難しいですが、せめて簡単に他社が真似できない強みは必要です。創業時は、創業者自身の人脈・知識・経験・ノウハウが重要です。
市場性
ターゲットとする市場は存在しており、十分に費用対効果があるかです。
小さすぎても収益にはつながりませんが、大きすぎても大手の参入リスクがあります。大手が参入する価値がないものの、皆さんが十分に収益を得ることができるかを見極めてください。
成長性
さらに、一過性ではなく、将来的な可能性があることも重要です。
事業は長期にわたって継続していくものなので、ブームで終わるビジネスではいけません。
実現性
最後に、今ある経営資源で実現できるかです。
いくら、目新しく、独自性を発揮できて、さらに適正な市場規模と成長が見込めても、そのビジネスに必要な、人、物(設備など)、資金、経験が無くては現実感がありません。
やりたいこととできることの整合性が取れていることが重要です。
完成したビジネスプランに、これらのポイントが含まれているかを最終確認してみてください。
不安があるという方は、気軽に経営相談室にご相談ください。
経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島が担当しました。
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(2015年3月11日公開)
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