中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)
花見の季節。私が社会人になりたての頃、地面に敷くビニールのシートを抱えて、陽の高いうちから、場所とりに行きました。大阪城とか。
周りを見れば同じような若手が、地面にシートを敷いて座っています。先輩方が到着するまで、トランプとかで時間をつぶしながら・・・。
花見の席には、役員などのえらいさんも来ます。酒を飲みながら、普段接点がない方と話をすることは、仕事をする上において役に立つことも多かったです。
最近はジェネレーションギャップとかで、そんな機会もめっきり減ったようで。
果たして、いいのか悪いのか・・・。
一人ではできないことも、二人・三人と力を合わせればできるようになる。組織論の基本的な考えはこれです。
組織論の権威・バーナードは組織力の根源を「共通目的」「情報伝達」「貢献意欲」という三つの要素で説明しました。毛利元就の逸話・「三本の矢」も同じことを言ってます。
つまり、売上計画等を達成しようとすれば、現実的な数値目標を立てて、実行可能な行動計画を設定する。そのことを社員に周知徹底するにはコミュニケーションは不可欠。それが酒の席でもいいじゃないか!って思うんですけど・・・。
昔、日テレで「知ってるつもり」という番組がありました。バラエティーはともかく、組織管理・経営管理において、「知ってるつもり」は通用しません。
めんどくさくても、より良いパートナーシップを築くためには丁寧に話し合うことが必要です。仕事もプライベートも同じ。
自分の物差しだけでパートナーの知識・技術・個人的特性を決めつけたらダメ。協力してことを成すことは不可能になる。相手は自分と違って当然。多少時間がかかっても、相手を知り、多様性を認めることが大事と思います。
経営相談室 スタッフコンサルタント 森が担当しました。
(2017年4月12日公開)
この記事に関連する大阪産業創造館のコンテンツ
産創館のサービスを探す
Copyright OSAKA BUSINESS DEVELOPMENT AGENCY rights reserved.