第131回 コミュニケーションと組織力|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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コミュニケーションと組織力

  • 飲み会減少の是非
  • コミュニケーションは目標達成の手段
  • 空気は読めない。

今年も花見の季節になりました・・・

花見の季節。私が社会人になりたての頃、地面に敷くビニールのシートを抱えて、陽の高いうちから、場所とりに行きました。大阪城とか。

「知ってるつもり」の落とし穴

周りを見れば同じような若手が、地面にシートを敷いて座っています。先輩方が到着するまで、トランプとかで時間をつぶしながら・・・。

花見の席には、役員などのえらいさんも来ます。酒を飲みながら、普段接点がない方と話をすることは、仕事をする上において役に立つことも多かったです。

最近はジェネレーションギャップとかで、そんな機会もめっきり減ったようで。

果たして、いいのか悪いのか・・・。

コミュニケーションの意味とは・・・

一人ではできないことも、二人・三人と力を合わせればできるようになる。組織論の基本的な考えはこれです。

組織論の権威・バーナードは組織力の根源を「共通目的」「情報伝達」「貢献意欲」という三つの要素で説明しました。毛利元就の逸話・「三本の矢」も同じことを言ってます。

つまり、売上計画等を達成しようとすれば、現実的な数値目標を立てて、実行可能な行動計画を設定する。そのことを社員に周知徹底するにはコミュニケーションは不可欠。それが酒の席でもいいじゃないか!って思うんですけど・・・。

空気を読めない。

昔、日テレで「知ってるつもり」という番組がありました。バラエティーはともかく、組織管理・経営管理において、「知ってるつもり」は通用しません。

めんどくさくても、より良いパートナーシップを築くためには丁寧に話し合うことが必要です。仕事もプライベートも同じ。

自分の物差しだけでパートナーの知識・技術・個人的特性を決めつけたらダメ。協力してことを成すことは不可能になる。相手は自分と違って当然。多少時間がかかっても、相手を知り、多様性を認めることが大事と思います。

経営相談室 スタッフコンサルタント 森が担当しました。

(2017年4月12日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

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