第228回 実現性ある経営改善計画|あきない・えーどのなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

あきない・えーどのなかのひと
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実現性ある経営改善計画

  • 経営状況が悪化したとき
  • 経営改善計画とは
  • 具体策で実現性を高める

経営状況が悪化したとき

みなさん、こんにちは。
大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。

経営をしていると、すべてがうまく回るような良い時もあれば、
思った通りに運ばず、歯がゆくなることもあると思います。

実現性の高い経営改善計画とは?

経営状況が悪化し、資金調達のご相談をお受けすることも多いのですが
「何の準備もせず金融機関に相談に行って、断られてしまった」という
お話しもよくお聞きします。

「赤字だから貸して」では、交渉とは言えません。
金融機関の立場に立つと、現状が赤字ということは、
貸し倒れのリスク高しと判断し、融資を渋るのは、
ある意味当然です。

そこで必要となるのが
相手を納得させるための「経営改善計画」です。

経営改善計画とは

経営改善計画とは
どのように収益を改善し、いつまでに黒字転換を図るか
という経営者の意思表示と言えます。

策定にあたって、まずは
直近の実績(できれば月別・事業別)を整理することから始めます。
毎月いくらの収入があり、どのような支出があるかを明らかにします。

その実績をもとに、いつまでに、どのくらい収益を拡大し
費用を削減できるかといった予測を立てるのですが、
根拠なく売上が1.5倍になっていたり、
費用が突然半分になっているような実現性の低い計画では意味がありません。

金融機関は実現可能性を厳しくチェックするため
この計画は本当に達成可能であるというロジックが必要になります。

具体策で実現性を高める

具体的な改善策とは、例えば、
・退職意思を示している従業員の補充は行わず、固定費30万円を削減。
 人員減に伴い勤務体制を〇〇に変更し、オペレーションをスリム化する
・来月より事務所を移転し、家賃10万円を削減
といったような策です。

固定費削減は、売上が現状維持であれば、
決断と行動によりできる実現性の高い収益改善策なので、
最初に検討されることが多いです。

そのほか、取引先の見直しによる原価削減なども
実現性の高い改善策の一つです。

しかし、費用削減は事業を縮小させる可能性もはらむため、
収益改善には売上向上策を熟考することが最も重要です。

ただし売上向上策は、短期間で結果につながるものが少ないため
中長期的な目線で計画に盛り込むのがポイントです

つまり、経営改善計画は、過去の実績を基準とし、
固定費を段階的に下げ、売上をゆるやかに上昇させることで
このように収益が改善されるため、返済に問題ないことを
説得する材料
となります。

更に、金融機関を説得できる材料を用意できるだけでなく
「どの時期に、どのような行動が必要か」が明確になるので
経営環境悪化に伴う漠然とした不安も払拭できます。

経営相談室では作成のサポートも行っておりますので、
お気軽にご相談ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島 が担当しました。

▼岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィール

(2019年3月20日公開)

大阪産業創造館 経営相談室(あきない・えーど)

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)