第123回 あきらめない|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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あきらめない

  • 誰だって心が折れるときがある
  • 池井戸潤の小説「陸王」のエピソード
  • あきらめず地道に

誰だって心が折れるときがある

ウインタースポーツによい季節になりました。

かつてオリンピック金メダルを取ったフィギュアスケートの荒川静香選手は、小さい頃から練習を重ね大会にも出ていたものの、大学生の頃に心が折れ2ヶ月間スケートから離れていたそうです。

経営は忍耐

しかし、将来を展望し自問自答をくり返した末に競技に戻り、最後は悔いのない結果につながりました。

池井戸潤の小説「陸王」のエピソード

話は変わって、池井戸小説の「陸王」

新規事業が存廃の危機に陥り、のれんを守れるかどうかが主人公の経営者が問われる。それは、「死を見据えるような研ぎ澄まされた覚悟」でした。

そして苦悩した経営者が出した結論は、「守るぞ、…のれんを」。そして最後はハッピーエンド。

あきらめず地道に

2つの話に通じるのは、苦しいときにも成すべきことをあきらめない意志。

日々の経営も同じ。目標に向けて努力しても、予定通りにいかない、何度やってもうまくいかない、メンバーの心が折れる。

この時に経営者の意志、真価が問われる。

あきらめて成り行きに任せるか、荒川選手のように心が折れたときに将来からの視点で気持ちを奮い立たせ、「陸王」の経営者のようにのれんを守る覚悟をし、迷いながらも自問自答し、予想と結果の差が生じた原因を突き止め、次こそ上手くいくであろう仮説をたてて、地道な努力が再開できるよう組織を立て直すか。

目標に向けて何度でも何度でも努力を続ければ、きっと花は開くと思います。

経営相談室 スタッフコンサルタント 服部が担当しました。

▼服部 繁一( ハットリ シゲカズ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
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(2017年2月15日公開)

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