第88回 事業 経営環境は変化する|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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事業 経営環境は変化する

  • 「ふなばしアンデルセン公園」
  • 経営環境は変化する
  • 変化に適応できる経営を目指そう

「ふなばしアンデルセン公園」

休日を利用して話題の公園「ふなばしアンデルセン公園」(千葉県船橋市)に行ってきましたが、半日と居られずに帰ってきました。

唯一生き残るのは、変化できる者

この公園に関しては、2015年5月に世界的な旅行サイト「トリップアドバイザー」でも「日本の人気テーマパーク」として紹介され、ユニバーサルスタジオジャパンをおさえて東京ディズニーランド、ディズニーシーに次いで3位にランクインしたところです。

経営環境は変化する

なぜ、大阪のユニバーサルスタジオジャパンをおさえて、アンデルセン公園が人気テーマパークとして紹介されているのか。

トリップアドバイザーのコメントを見ていると、広い公園でのびのび遊べるという、昔ながら当たり前のことができるというのが一因のようで、これが集客につながっているようです。

見方を変えると、のびのび遊べるところが限られると感じる社会になってきているということでしょうか。

今では限られる一昔前の当たり前は、商売の視点から見ると経営環境の変化がアンデルセン公園の事業機会につながったと言うことができます。経営環境を分析する枠組みは、外部環境と内部環境に大別されます。

外部環境はさらに自社ではどうにもならない環境と、自社の取り組みが影響を与える可能性のある環境に分かれます。

アンデルセン公園の場合は、自社ではどうにもならない環境変化がもたらしてくれたラッキーな事業機会であり、例えば類似するサービスを提供している先も同じ事業機会を受けていることから、今後はこの機会を生かす活動が求められるでしょう。

変化に適応できる経営を目指そう

チャールズ・ダーウィンは「最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である」という適者生存の言葉を残しました。

これは生物についてだけでなく商売についても当てはまると思います。皆さんもご商売の良し悪しの背景にはどのような経営環境の変化があるのか?自社の努力によらないものはラッキーに過ぎないので、定期的に振り返り変化に適応できるように備えていただければと思います。

私も今でも大声で走り回ることができ、ジャンボすべり台も乗馬も待たずにできる「こどもの国」(神奈川県青葉区)で経営環境について考えてみたいと思います。

経営相談室 スタッフコンサルタント 服部が担当しました。

▼服部 繁一(ハットリ シゲカズ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 服部 繁一(ハットリ シゲカズ)のプロフィール

(2016年5月18日公開)

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