第175回 今年の創業補助金の行方|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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今年の創業補助金の行方

  • 創業補助金とは
  • 創業補助金の難易度
  • 補助金活用のポイント

創業補助金とは

みなさん、こんにちは。
大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。

創業補助金の事務局の募集がはじまりました。

補助金活用のポイントは?

創業補助金とは、29年度の募集要項にはこのように記載されています。
「創業補助金」は、新たな需要や雇用の創出等を促し、我が国経済を活性化させることを目的に、新たに創業する者に対して創業等に要する経費の一部を助成(以下「補助」という。)します。

過去の補助率は1/2で50万円~200万円の補助負担がありました。

このブログを書いている2018年2月21日時点で、確定していませんが、
(予算案の国会での可決・成立が前提となるため)
可決・成立すれば、4月以降に募集がはじまると思われます。

創業補助金の難易度

但し、限られた予算のため、応募しても不採択ということもあります。

実際、過去2年の応募者数、採択率を見てみると以下の通りです。
29年 応募総数:739件  採択総数:109件 14.7%
28年 応募総数:2,866件 採択総数:136件 4.7%

また募集期間も短く
29年 5/8~6/2
28年 4/1~4/28
1ヶ月もない年もありました。

 

補助金活用のポイント

過去の結果を踏まえて、補助金を活用する上で注意していただきたいポイントは、
補助金ありきの資金計画は立てない
募集が始まる前に準備を進める
ことです。

ご覧頂いたように、補助金の採択件数は非常に少ないです。

そのため、補助金ありきで資金計画を立てるのは
事業の継続に大きな影響を及ぼします。

あくまでも、採択されればラッキーくらいで資金計画を検討ください。

また、募集期間は短く、1ヶ月無いこともあります。
応募には、事業計画書の提出が必須になりますが、
「作り慣れていない」、「仕事が忙しい」など、
思ったよりも時間がかかることが多いです。

期限に追われて、慌てて作成した事業計画書では、
この採択率をクリアするのは困難なため、十分に時間に余裕を持って
第三者の客観的な意見も取り入れながら完成度を高めてください。

募集前でも早いタイミングで、納得いく事業計画書を作成することが重要です。

経営相談室でも、事業計画書の作成支援などを行っていますので、
気軽に、ご相談ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島 が担当しました。

▼岡島 卓也( オカジマ タクヤ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也( オカジマ タクヤ )のプロフィール

(2018年2月28日公開)

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