みなさん、こんにちは。
経営相談室の谷口です。
私は面談で計画づくりのお手伝いをすることも多いのですが、計画作成後、進捗を確認すると、目標を達成できずに悩んでいる方もいらっしゃいます。
目標を達成したゴールをイメージしましょう!
そこで今回は目標を達成するための手順とポイントをお伝えします。
目標と言っても、組織や個人、仕事やプライベートなど様々ですが、どの目標を立てるにしても、最も重要なことは、目標を達成した状態、すなわちゴールをできるだけ具体的にすることです。
なぜなら、ゴールをイメージできないと解決方法を導き出すのが困難になるからです。
例えば、顧客満足度を高めるという目標を掲げたとします。
これだけで具体的な対策を立てられるでしょうか?
以下のようなことを具体化することで、ゴールを意識した効果的な対策を立てることができます。
・対象(顧客全員にするのか?特定のセグメントにするのか?) ・測定方法 ・数値目標 ・評価項目(品質、デザイン、価格など) ・期待効果
ゴールが決まったら、いきなり対策を立てるのではなく、まず原因分析を行います。
なぜなら、現状と理想的なゴールの間にはギャップがあり、そのギャップを生じさせている原因を探らないと、ポイントのずれた対策になる可能性があります。
トヨタでは問題が発生した際、なぜなぜ分析を行うことで、問題が発生する真因を特定しています。
また、ここでのポイントは原因の主語を自社にすることです。
例えば、顧客満足度が下がった原因として、「競合他社がより優れた新商品を開発したため」というように外部環境の変化を原因にすると対策が立てづらいです。
自社を主語にして「自社が顧客ニーズに対応した新商品を開発できなかった」とすると、さらに「なぜ開発できなかったのか」となぜなぜ分析を繰り返すことで、真因を特定できるようになります。
真因を特定できた段階で、初めて対策を立てます。
ポイントとして、SMARTな計画になっているかをチェックします。
SMARTとは行動計画に重要な5つの要素の頭文字をとった法則です。
・Specific(具体的な)
誰が見ても、明確でわかりやすい内容
・Measurable(測定可能な)
行動の結果を定量的に評価できる
・Achievable(達成可能な)
簡単すぎず、難しすぎず、がんばれば達成できるレベル
・Related(目的に関連した)
行動することで目的の実現につながる
・Time-bound(期間を設定した)
いつから始めて、いつまでに終わらせるか期限を定める
また、対策を立てても、実行しなければ意味がありません。
PDCAサイクルを回し、進捗や達成するためのモチベーション管理は必要になるでしょう。
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経営相談室 スタッフコンサルタント 谷口 が担当しました。
谷口 睦(たにぐち むつみ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 谷口 睦(たにぐち むつみ)のプロフィール
(2022年3月23日公開)
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