スタッフコンサルタントの東です。
新たな年を迎えたと思ったらもう2月。
例年、年度末に向けて慌ただしい日々が当面続くので、1日24時間では足りない!と感じる今日この頃です。
経営計画は使ってなんぼ!
さて、話は変わりまして、先日、経営計画の活用についてお話する機会がありました。
現在、年1回募集中の「なにわあきんど塾」では、中期経営計画を作成してもらうことが卒塾要件の一つになっています。
講座も終盤に差し掛かり、受講者のみなさんは提出に向けて中期経営計画の仕上げ段階にありますが、重要なのは作成することではなく活用することにあります。
しかしながら、過去の卒塾生に「経営計画書をどうしているか」とたずねたところ、せっかく作成したにも関わらず、引き出しに入れて眠ったままになっているということもよく聞きます。
経営計画書を眠らせたままにしないためには、活用しやすくなるような装丁にも工夫が必要です。
経営計画書は作って終わりではなく、繰り返し見て確認して日々の業務活動を行うことが必要となります。
そのため、経営計画書の装丁は耐久性や携帯性を考慮して、常に必携しても問題ないように工夫をすることが必要です。
経営計画書を使う頻度が高くても劣化しにくいよう製本したり、常に持ち歩けるようにノートサイズにしたりすることなどが考えられます。
装丁を変えて持参しやすくすることで毎日の朝礼に活用し、常に経営計画書に目が向くようルールを作っている会社もあります。
経営計画書で掲載された内容をいかに日常の業務活動に反映していくかが大きなポイントになりますので、計画の中に実績欄や行動目標を達成するためのチェックリストを掲載し、会議をする際に進捗状況を確認できるようにするなど、プラスαの工夫を施している会社もあります。
作って配ってそれきり取り出されずに置きっぱなしになっていることのないよう、計画達成に向けて何をすべきか、予定通り進んでいるかを定期的に可視化し、確認できるような内容にしておくことが望ましいです。
作成した経営計画書を活用するための工夫はこれ以外にも考えられますが、自社の経営計画書はどうすれば活用が進むのか、どんな工夫が考えられるかを検討してみましょう。
経営相談室 スタッフコンサルタント 東が担当しました。
▼東 純子(あずま じゅんこ)へのご相談(面談)
(2025年2月5日公開)
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