第497回 ビジネスプランコンテストのメリット・デメリット|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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ビジネスプランコンテストのメリット・デメリット

  • ビジネスプランコンテストの評価指標
  • 趣旨や目的を理解する
  • ビジネスプランコンテストのメリット・デメリット

ビジネスプランコンテストの評価指標

みなさん、こんにちは。
大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。

今日は、ビジネスプランコンテストについて取り上げたいと思います。
ビジネスプランコンテストとは、事業者がビジネスプランを競うもので、民間企業や地方公共団体などが開催しています。

ビジコンを上手に活用してください

ビジコンを上手に活用してください

コンテストごとに、趣旨や目的が違い、重要視する評価指標もそれぞれですが、よく利用される評価指標はこちらです。
・新規性:ビジネスモデルに目新しさはあるか
・独自性:競合などに簡単に真似されないか
・市場性:市場が存在しており、十分な収益が確保できるか
・成長性:一過性ではなく、将来的な可能性があるか
・実現可能性:今ある経営資源で実現できるか、不足する経営資源を補えるか

趣旨や目的を理解する

これらの評価指標で審査員がビジネスプランを審査して、順位を決めることもありますが、最近では、サポートやマッチングを目的にしたコンテストも増えています。

一般的に書類審査や面談審査を経て、最終のプレゼンテーションに登壇することができます。最終プレゼンテーションでは、来場者を募り、大勢の観客の前で行うオープン型や、特定の関係者のみの前でプレゼンテーションを行うクローズ型があります。
さまざまなコンテストが開催されていますが、事業者が求める支援と主催者の趣旨や目的が一致していることが重要です。

ビジネスプランコンテストのメリット・デメリット

<メリット>
・賞金や助成金が得られる
・申請書の作成により、事業内容の整理ができる
・審査員からのアドバイスにより事業をブラッシュアップできる
・認知度の向上などプロモーション効果が得られる
・メディア、金融機関、VC、支援機関、起業家などの人脈が広がる
・有名なコンテストで入賞すると、対外的な評価が上がる

<デメリット>
・資料作りや審査に労力と時間を取られる
・オープン型だとビジネスアイデアを真似される可能性がある

審査に通過できないと、ビジネスプランを否定されたように捉える方もいますがあくまでも、コンテストの趣旨や目的に一致しているプランが評価されるため、入賞しなかったとしても自信を無くす必要はありません。
皆さんのビジネスプランにあった、コンテストを探してください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島が担当しました。

▼岡島 卓也(おかじま たくや)へのご相談(面談)

(2024年8月21日公開)

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