第121回 経営者に求められる要素を高めるには?|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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経営者に求められる要素を高めるには?

  • 経営者のとしての器を磨く
  • 自社と自己を知り将来像を描く
  • 実行力をつける

経営者としての器を磨く

みなさん、こんにちは。経営相談室の東です。

早いものでもう2月、今年度も約2か月と残り少なくなってきました。

1年かけてじっくり向き合いませんか?

私たちは例年この時期になると、来年度にあたる4月以降に開催する事業の準備をしていますが、「未来を切り拓く若手経営者・後継者のための塾 あきんど塾」についても、春の開講に向けて、現在募集を行っています。

あきんど塾では、1年間という時間をかけて、経営者に求められる知識、スキル、知恵を学んでいただく構成になっていますが、大きく分けて3つのテーマを設定しています。

まずは、経営者としての器を磨くということです。
経営者の成長以上に会社の成長はない」といわれますが、まず、会社を舵取りしていく経営者自身に求められるリーダーシップやこれからの時代をどう読むかなど、様々な観点から学んでいただきます。

自社と自己を知り将来像を描く

さらに、実際に舵取りをしていくには、現在地を把握し到達点にどう至るか道筋を明らかにする必要があります。

そのために必要なのが経営計画書です。
環境変化が激しい現代に計画書など予想がつかないという声もお聞きしますが、環境変化が激しいからこそ、その変化をどう読み取って事業継続していくのか、予測に基づいてどう実現していくのか、「経営者としての意思」を表すことが重要です。

あきんど塾では、現在地を把握するために、自社及び自社を取り巻いている環境を分析・把握し、3~5年後のありたい姿(=ゴール)を明確化し、そこに至る道筋や経営資源であるヒト・モノ・カネをどのように調達し・運用していくのかを学び、中期の経営計画書に落とし込んでいくことにしています。

計画書の作成が初めての方も多いのですが、卒塾の要件になっていることもあり、大半の方が計画書を作り上げていただいています。

また、計画書の作成過程を通じて、状況を客観視することができるので、さまざまな気づきを得ていただいています。

実行力をつける

計画書を作成しても作っただけでは意味がありません。
計画書はあくまでツールですから、経営者の最も重要である意思決定をする材料として活用する必要があります。

設定した目標を達成するためにどうアクションプランへと具体的に落とし込んでいくのか、さらには、自分の描いたプランを従業員のみなさんとともに実現させていくにはどのように進めて行けばいいのかもお伝えをしています。

さらに、経営者は孤独とよく言われますが、何よりも1年間という時間を一緒に過ごした仲間の存在は貴重です。

共に学び、喜び、悩んだ仲間との絆が、卒塾後も励みになっているとのお声をいただきますし、仲間の頑張りが自身の実行力を高める原動力につながります。

私も年間を通じてサポートさせていただきます。
ご興味がおありの方はぜひお気軽にお問合せください!
■なにわあきんど塾 第32期生募集中!応募締切:2017年2月24日(金)
※2019年12月現在は35期生を募集中です!応募締切:2020年2月20日(木)

経営相談室 スタッフコンサルタント 東が担当しました。

▼東 純子(あずま じゅんこ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 東 純子(あずま じゅんこ)のプロフィール

(2017年2月1日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)