第221回 事業承継におけるオーナー社長と後継者の関係|あきない・えーどのなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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あきない・えーどのなかのひと
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事業承継におけるオーナー社長と後継者の関係

  • 後継者によくある不満
  • オーナー社長と後継者の力関係
  • 理不尽さに対し後継者としてどうするのか。

後継者によくある不満

事業承継相談で、後継者である息子さん・娘さんがお越しになり、現オーナー社長である親について色々と不満を口にすることがよくあります。

後継者もビジネスパーソンとして自立する必要があります!

後継者は、「事業について提案しても、社長は今までのやり方を変えようとせず、話にならないので、早く事業を承継したい」とおっしゃるのですが、後継者として何かできるのでしょうか?

オーナー社長と後継者の力関係

事業承継では、事業を譲る側であるオーナー社長が、後継者よりも圧倒的に有利な立場になります。

株を握っているオーナー社長にとっては、会社は自分の所有物であり、どうするかは社長の意思次第であるからです。会社を廃業するのも、他人に売るのも、後継者に譲るのも、社長次第です。

そして、「会社は公器(こうき)。自分だけのものではなく、社員の雇用の場でもあり、みんなのものである」というような意識などなく、いつまでもワンマン社長として君臨する方も多くいらっしゃいます。

そういう場合、後継者がいくら自分なりの正論で立ち向かっても、価値観が異なるため、残念ながら、すぐにどうにかすることは極めて困難になってしまいます。

理不尽さに対し後継者としてどうするのか。

それでは、後継者はどうすればよいのでしょうか?
残念ながら、私は後継者の方がよろこんで納得するようなアドバイスをすることはできません。

今の会社を引き継ぐことに価値があるのであれば、社長のやろうとしている経営を支えながら、社長の気が変わったり、相続が発生するタイミングを待つか、粘り強く社長を説得するか、会社から飛び出して起業するか。

親子だと考えるから感情的になってしまいがちですが、ビジネスの世界は理不尽さにあふれています

現実を直視し、一人のビジネスパーソンとしてどう生きていくのかを本気で考えることが大切なのではないか、と思います。

経営相談室 スタッフコンサルタント 泉 が担当しました。

▼泉 仁史( イズミ ヒトシ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 泉 仁史( イズミ ヒトシ )のプロフィール

(2019年1月30日公開)

大阪産業創造館 経営相談室(あきない・えーど)

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