第521回 創業融資のよくある相談|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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創業融資のよくある相談

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  • 創業融資の現状
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創業融資のよくある相談は

みなさん、こんにちは。
大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。
本日は、創業融資でよくあるご相談についてお伝えします。

創業融資で一番答えにくい質問とは

創業融資で一番答えにくい質問とは

創業時の相談の中でも多いのが融資についてです。
どんなご相談があるかというと以下のような内容が多いです。 ◇どこから借りられるのか?
◇利率は?
◇審査期間は?
◇返済期間は?
◇副業でも対象になるのか?
◇担保、保証人は必要か?
◇いくらくらい借りられるか?

創業融資の現状

順番にお答えしていきます。
≪どこから借りられるのか?≫
基本的には、
① 日本政策金融公庫
② 信用保証協会
になります。
日本政策金融公庫は、直接貸してくれますが、信用保証協会は、民間の金融機関を窓口にして、保証人になってくれる制度です。

≪利率は?≫
幅はありますが、利率(年)2%前後が一般的です。
信用保証協会を利用する場合は、民間の金融機関に支払う利息に加えて信用保証協会に保証料を支払いますが、トータルすると利率(年)2%前後と同じくらいの負担になります。

≪審査期間は?≫
日本政策金融公庫で申請から審査結果が出るまで1か月くらいです。
信用保証協会だと、民間の金融機関を経由することもあり、2か月くらいかかることもあります。

≪返済期間は?≫
最長は、設備資金で20年、運転資金で10年とありますが、一般的には、設備資金で10年~15年、運転資金で5年~7年くらいで設定することが多いです。

≪副業でも対象になるのか?≫
副業でも対象となります。安定した収益基盤があるため、場合によっては、退路を断っているより、返済力があるということで、審査が有利になることもあります。

≪担保、保証人は必要か?≫
無担保・無保証が一般的です。
この場合の無保証というのは、親族や友人・知人など第三者の保証人ということで、法人で申請するときは、代表者の連帯保証を求められることはあります。

一番答えにくい質問とは

≪いくらくらい借りられるか?≫といった質問が一番答えにくい質問になります。
「創業融資は借りやすいから、借りられるだけ借りた方がいい」
「減額されるから多めに申請したほうがいい」
「自分で申請するより、専門家に依頼したほうがいい」など、さまざまな意見があります。

次回は、これらの意見について、考えてみます。

経営相談室では開業の進め方からご相談いただけますので、気軽にご活用ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島が担当しました。

▼岡島 卓也(おかじま たくや)へのご相談(面談)

(2025年2月12日公開)

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