ビジネスプランコンテストにおけるプレゼンテーションのコツ|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)|第263回 経営相談室のなかのひと

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

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ビジネスプランコンテストにおけるプレゼンテーションのコツ

  • あるビジネスプランコンテストの話
  • プレゼンテーションで押さえるべきポイント
  • 審査員の心を動かすには

あるビジネスプランコンテストの話

先日、支援しているベンチャー企業が出場したビジネスプランコンテストのプレゼンテーションを見に行きました。しかし、残念ながらその企業は受賞とはなりませんでした。

プレゼンには情熱が必要です!

コンテストの担当者に聞いてみたところ、「プレゼンテーションまで残った企業はどこも素晴らしい企業なので、受賞できたかどうかはプレゼンテーションで審査員の心を動かせたかどうか」とのことでした。

プレゼンテーションで押さえるべきポイント

ビジネスプランコンテストのプレゼンテーションでまず押さえておくべき点は、評価ポイントです。
ビジネスプランコンテストの応募要領には、通常、評価ポイントの記載があります。この評価ポイントを、どのように審査員に伝えるかが勝負となります。

それでは、どのように審査員に伝えればよいのでしょうか?
プレゼンテーションをする方は、話すことについて十分な知識を持っており、あれもこれも言いたくなるものです。

しかし、聞いている審査員はその事業についてあまり知識やイメージがないこともよくあり、あれもこれも説明されると情報処理が適切にできず、「よくわからない」という印象になりがちです。

したがって、プレゼンテーションで伝えるべきメッセージを絞り込み、シンプルかつ論理的に、またイメージしやすいように事例を入れながら、プレゼンテーションを展開することが重要となります。

審査員の心を動かすには

しかし、それだけでは十分ではありません。
プレゼンテーションは、「説明」ではなく「説得」することが目的だからです。

審査員の心を動かすために一番大切なことは、たとえ流ちょうでなくても、「自分たちの素晴らしい事業を世の中にもっと広めたい」という熱い想いを、自分の言葉で訴えることなのです。

経営相談室 スタッフコンサルタント 泉 が担当しました。

▼泉 仁史( イズミ ヒトシ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 泉 仁史( イズミ ヒトシ )のプロフィール

(2019年11月27日公開)

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