中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)
先日、以前住んでいた神戸市内のある地域に、15年ぶりに行く機会がありました。
その際、良く買っていたパン屋があったので、大好きだったエビカツサンドを買おうと中に入りました。
しかしエビカツサンドは見つからず、店員さんに聞いてみたところ、「東北の震災で仕入先のエビカツ工場がつぶれてしまい、似たようなエビカツはあっても、同じものが見つからないので、今はエビカツサンドを作っていない」とのことでした。
つまり、私の大好きだった商品が、自然災害の影響でこの世からひっそりと消えていたのでした。
最近、中小・零細企業の廃業が増え、独自の商品・サービス・技術・ノウハウが消えています。原因は色々とあります。
エビカツのように自然災害というケースもありますし、後継者不在による廃業といったケースもよくあります。
世の中は新陳代謝しているため、全ての会社・事業・商品・サービス・技術・ノウハウを残すことは不可能ですが、世の中にとってまだまだ価値のあるものが消えていくのは、社会にとってマイナスになります。
それでは、自分たちの会社や技術を後世に残していくには、経営者はどうすればよいのでしょうか?
例えば自然災害への対策として、事業継続計画(Business Continuity Plan。略してBCP)を策定し、緊急事態の際の対応を計画しておくことが考えられます。
2018年6月27日に産創館でBCPに関するセミナーが開催されますので、ご興味のある方は参加してみてはどうでしょうか。
無料説明会【中小企業のBCP策定・演習サポートプログラム】
中小企業のための「事業継続計画(BCP)策定」のススメ
また、事業承継についても、産創館に相談窓口がありますので、お気軽にご利用頂ければ、と思います。
経営相談室 スタッフコンサルタント 泉 仁史 が担当しました。
▼泉 仁史( イズミ ヒトシ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 泉 仁史( イズミ ヒトシ )のプロフィール
(2018年5月16日公開)
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