第142回 起業家に必要なこと|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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なかのひと
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起業家に必要なこと

  • 起業から10年経って…
  • 起業家に必要なこと
  • 知恵の共有と仲間との絆

起業から10年経って…

みなさん、こんにちは。経営相談室の東です。
毎日蒸し暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?

時が経っても色あせないのは仲間との絆

6月24日(土)、約10年前に立志庵(当時:創業準備オフィス)を卒業した方々が、10年ぶりに同窓会として、「その後の報告会」をするということで、運営のお手伝いをいたしました。

卒業以来、久しぶりにお会いする方もいらっしゃったのですが、口々に「変わってないね~」と言いながら、10年という時間の流れを感じさせない、和気あいあいとした雰囲気で報告会がスタートしました。

それぞれ10分の持ち時間でこれまでの10年間の報告をしていただいたのですが、創業以来一貫して立ち上げた事業で活動していらっしゃる方、既存の事業に加えて新規事業に取り組んでいらっしゃる方、環境の変化に対応しながら取り組んでいる事業も変化させていった方、上場をめざしている方など、さまざまな報告がありました。

起業家に必要なこと

中には起業後に事業をたたんで、サラリーマンに戻った方もいらっしゃいます。
その方が、発表の冒頭にお話しされていた言葉が印象的でした。
起業家には、使命感とモチベーションが重要」であると。

立ち上げた時には、自分が事業活動を通じて何を課題解決したいのかという使命感に突き動かされるが、事業を継続させていく中で自分たちではコントロールできないこともある。
それでもやり通していきたいというモチベーションが続かなければ、継続ができないと。

 

知恵の共有と仲間との絆

実際に、起業を進めて行く上で、想定していなかったことに遭遇することも多々あります。
ITの発達による技術の高度化が与える影響を鑑みても、この10年という間にさまざまな変化がありました。

でも、「人と人との繋がりから生まれる知恵を共有」することによってしか得られないこともあります。

立志庵では、ワークショップ形式で、同期入居者との意見交換を行っています。
実際、卒業生たちに聞いてみると、このワークショップでさまざまな人の意見が聞けたことが大きなヒントになり、同期入居者の行動が刺激になってモチベーション維持につながり、創業後も知り合えた仲間の存在が事業をしていくうえでの励みになったと話していました。

10年たった今もこの「知恵の共有」をテーマに勉強会を継続させている卒業生もいますし、同期入居者と事業で関わりをもって今に至っている人たちもいます。

「起業」という人生を左右するテーマに取り組むにあたって、仲間とともに切磋琢磨して知恵を出して共有し、前進していくという選択肢もあるのでは…。

次回の募集は2017年8月1日からですが、ご興味のある方は、是非、立志庵のページを確認してみてください。

■起業プログラム&デスク 立志庵
https://www.sansokan.jp/akinai/risshian/

経営相談室 スタッフコンサルタント 東 が担当しました。

▼東 純子( あずま じゅんこ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 東 純子( あずま じゅんこ )のプロフィール

(2017年7月5日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

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