起業家や経営者から、「良いWEB制作業者やシステム開発業者(以下、IT業者)が見つからない」、「IT業者の見積金額が高すぎる」、「制作物が思っていたものと違う」などの相談がよくあります。
DX推進相談窓口をご利用ください。
話を聞いてみると、IT業者が悪い場合もありますが、そもそも発注者側の認識・対応に問題があることも多いように思います。
数年前に比べると、WEB制作やシステム開発の価格は高くなっています。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)やIT関係の需要に対して、そもそもIT人材が不足しているためです。
また、受注者(IT業者)側から考えると、発注者が新規取引先の場合、発注者のITリテラシー(能力)が不明であり、どんなことを要求してくるかわからないため、見積金額を上げざるを得ないという事情もあります。
しっかりしたIT業者は、新規顧客がいなくても仕事に困っていないため、見積金額を値切ってくるような発注者と取引する必要などなく、IT業者にとっては売り手市場になっているのが現状です。
それでは発注者(特にITリテラシーの低い場合)としては、どういうことに気を付けるべきなのでしょうか?
まずは、ITについて色々と相談できる専門家を持つことが重要です。
産創館のDX推進相談窓口では、WEB・システム開発の専門家と無料相談できますので、IT業者の探し方、IT業界の価格の相場観、IT業者への発注についてどのような進め方をすればよいかなど、色々と相談してみてはどうかと思います。
また、IT業者と取引する際、IT業者を専門家としてリスペクトし、パートナーとして接する姿勢を持っていただきたいと思います。
「自分達は客である」という意識から、上から目線でIT業者を下請扱いしたりすると、うまく信頼関係を築くことができず、仕事もスムーズに進まないと思います。
経営相談室 スタッフコンサルタント 泉 が担当しました。
泉 仁史(いずみ ひとし)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 泉 仁史(いずみ ひとし)のプロフィール
(2022年5月11日公開)
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