第234回 大阪トップランナー育成事業の魅力|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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大阪トップランナー育成事業の魅力

  • 大阪トップランナー育成事業とは
  • ハードルは高いが、事業を見える化する機会でもある
  • 認定される企業の傾向

大阪トップランナー育成事業とは

みなさん、こんにちは。
大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。

大阪トップランナー育成事業の募集が始まりました

今年も大阪トップランナー育成事業の募集が開始されました。

本事業は大阪市が認定を行うもので
概要は公式サイトに記載の通りですが、
ほかの支援事業と大きく異なる点は「ハンズオン支援」であるということです。

担当のコーディネーターが1社に1人ついて、
プロジェクトの目標を達成するために長期にわたって伴走します。

画一的な支援プログラムとは違い、ハンズオン支援は
「個々の課題」に応じて、解決策をサポートします。

ハードルは高いが、事業を見える化する機会でもある

私もコーディネーターとしてこの数年携わっていますが
認定のハードルは高めです。

最初に作成する「認定申請書」がかなりのボリュームで
ここで脱落してしまわれる方も多くいらっしゃいます。

しかし、実はこの作業が、日常の事業運営にも活きてくるのです。

日ごろは目の前の作業に追われて、
・今後の事業のありかたは
・自分たちの強みはどこにあるのか
・収益モデルは継続的で成長可能か
・社会にどのような価値を提供したいのか
などを体系的に振り返って整理する機会は少ないと思います。

応募の機会を、事業の言語化のチャンスとしても捉えていただけると
一石二鳥につながります。

認定される企業の傾向

申請書作成の山場を越えても、一次審査、二次審査、有識者審査会と
認定されるまでの関門はいくつかありますが
実際に携わった経験から、認定される企業には一種の傾向があります。

それは、いわゆる「論語と算盤」のようなものです。

・事業の市場性、新規性、戦略性
・実施体制
・社会への貢献度
といった、事業の収益性・成長性・必要性などを理論的に示せた企業は
認定の可能性が高くなります。

更に、長期にわたるハンズオン支援ということもあり
経営者の本プロジェクトへの取組姿勢(熱意)も重要になります。

このバランスをしっかりと示すことが
高いハードルをクリアするための必要条件です。

経営相談室でも、認定申請書の作成をサポートさせて頂きますので、
お気軽にご相談ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島 が担当しました。

▼岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也(オカジマ タクヤ)のプロフィール

(2019年5月8日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)