中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)
暖かい日が多くなり春がそこまで来ています。
先日のWBC。菊池のここぞというときの好守備にはグッときました。
勝利チームを見ていると、その勝利の方程式は、対戦相手を研究し、相性の良い選手を見出して、合宿と練習を重ねて、いざというときには好プレーで試合の流れを引き寄せることなんだろうなぁと感じます。
話は変わりますが、青島矢一・加藤俊彦[2003]『競争戦略論』東洋経済新報社には、あまたある経営戦略論を4つに分ける視点が紹介されています。
4つの視点を誤解を恐れず意訳すると、利益獲得のためには、競争相手を分析すること、価値ある資源を見つけること、組織を育成すること、臨機応変に対処することと考えられます。
先ほどのWBC勝利チームにも似たようなポイントがあるように思います。
結局のところ、勝利チームも日々の経営も、目標を実現する戦略から見たら類似性があるのだろうと思います。
すなわち、対戦相手を研究するのと同じように顧客や競争相手を分析し、相性の良い選手を見出すのと同じように価値ある経営資源を見出し、合宿と練習を重ねるのと同じように組織を育てて、試合の流れを引き寄せるのと同じように商機をつかむということです。
自社の経営を見て戦略を組み立てるときに、一面的な視点にとらわれず多面的な視点から検討して、次の一手を打つ。
こうした思考と実行ができれば目標の実現に近づくと思います。次は選抜が楽しみですね。
経営相談室 スタッフコンサルタント 服部が担当しました。
▼服部 繁一( ハットリ シゲカズ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
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(2017年3月29日公開)
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